18枚の画像でわかる、約400年のライフルの変遷!
■How the Rifle Evolved Through Years
一直線の年表上で紹介されている代表的な15挺。
そのほとんどが1900年から現代に誕生しているのがわかりますね。
簡単な性能を比較してみましょう。
射程距離と発射速度をグラフにしたものですが・・・
1944年のStG-44から爆発的な飛躍を遂げているのがわかります。
1600年代に登場した、「マスケット銃」と呼ばれる先込め式のライフル。
いまから約400年も前にすでに基礎となる形が出来上がっています。
1717年、フランスで「シャルルヴィル・マスケット」誕生。
すべてのフランスの歩兵に対して支給された、最初の標準型マスケットでした。
1800年代に入ると、スプリングフィールド国営造兵廠の製造するライフルが登場。
南北戦争で100万丁が使用され、射程距離も3〜4倍に。
1850年代、ヘンリー銃の登場。
スミス&ウェッソンの創立メンバーが開発、のちに改良されたレバーアクションライフル。
この年以降、アメリカの銃器が一気に躍進していく印象です。
1866年、ウィンチェスター社のレバーアクション「M1866」が誕生。
西部劇でよく見かける銃のひとつとして有名で、真鍮製の機関部から「イエローボーイ」というニックネームで呼ばれることも。
1873年、こちらもウィンチェスター社の「M1873」。
上記の「M1866」の改良版で、西部開拓時代「西部を征服した銃」と呼ばれるほどの大ヒット商品に。
1903年、スプリングフィールド「M1903」。
ボルトアクション式、第一次&第二次世界大戦を通して使用されました。
「CoD」や「バイオハザード」シリーズにも登場しますね。
1936年、「M1ガーランド」。
ガス圧式、セミオートマチックライフル。エンブロック・クリップ装弾方式で装填時間を大幅に短縮できることになりました。
1944年、ナチスドイツにより生産された「StG-44」。
こちらもガスオペレーション式で、セミ/フルオートが切り替えられるように。
いまのアサルトライフルの原型とみなされています。
1949年、ここでかの「AK-47」が登場します。
「悪魔の銃」と呼ばれ「世界で最も多く使用された軍用銃」としてギネス記録に認定。模倣品も含めると、1億挺(!)以上はあるとされています。
1959年、「M-14」。
長銃身ゆえにベトナム戦争ではあまり活躍しなかったものの、7.62x51mm NATO弾の威力は凄まじく、現在まで使用され続けています。
1964年、「M-16」。
「M-14」の後にリプレイスされ、小口径化、アルミ合金やプラスチックを多用したボディで、3.5kgと軽く、ここから近代の様相を呈してきています。
1977年、オーストリアの「ステアー AUG」。
グリップ・銃床一体型の特徴的なフォルムのブルパップ方式で、プラスチックを多用しさらなる小型化・軽量化に成功。信頼も高く各国の特殊部隊にも採用されています。
1994年、「M4カービン」。
現在のアメリカ各軍に多数配備されていることで映画でもよく目にするM4カービン。
CQBに向き、ピカティニーレールによりアクセサリー類のバリエーションが多いことで、サバゲーマーでも所有している方、多いはずです。
2007年、「FN SCAR」。
ベルギーのFNハースタル社がアメリカ特殊作戦軍用に開発され、フロントサイトやストックなども折りたたみ式に変更され、狙撃からCQBまで汎用性が高いのが特徴。
こうしてみると、昔の構造などを踏襲しながらも改良が加えられ、戦争のたびに大幅に進化してきたのがわかりますね。もう400年経った頃にはどんなことになっていくのでしょうか。
引用元:http://karapaia.livedoor.biz/archives/52043391.html
※本記事は過去記事の内容を基に校正しています (2018.03)
[amazonjs asin=”B07B4MZXX6″ locale=”JP” title=”J-ARMAMENT ステンレス アンチヒート フルシリンダー”]