ガンマニアのみならず、夏の風物詩といえば水鉄砲(ウォーターガン)。
暑さがハンパない夏場のサバゲでは「一服の清涼剤」という人も多いかもしれません。最近では「Asobiba Aqua」など季節限定ですが専用フィールドもあり、堂々と楽しめる機会も増えました。
水鉄砲自体も昔ながらの指アクションだけでなく、ポンプ式や電動タイプなどバリエーションも増え、いろいろ選ぶ楽しみもありますね。
そんな中、筆者が偶然発見してしまったのがこの「Gスナイパー」。
一見すると指アクション方式の小型ハンドガンですが、そのデザインをよーく見ると・・・
映画好きな人はピンときませんか?
そう、「アノ映画」の「アノ銃」にそっくりなのです。
SF映画の金字塔『ブレードランナー』に登場した、通称「デッカードブラスター」!
20年以上前の映画ですが、シド・ミードのメカデザインや世界設定がその後の作品に大きな影響を与えた名作で、このブラスターもファンが多い「SFプロップガンの傑作」なのです。
やっぱりカッコいいですね!
余談ですが、この映画のためにシド・ミードがデザインしたブラスターはこれでした。
「これじゃあまりにも・・・」と思ったのか、リドリー・スコット監督が現場の小道具スタッフに「とりあえずそれっぽいの作って」と指示してできたのがデッカードブラスターといわれています。
さて、そんな水鉄砲のGスナイパーを、いろいろチェックしてみましょう。
さすがに大きさはお子さまサイズですが、全体のプロポーションは非常にいい感じ。
本体は左右貼り合わせ式で、内部全体が水タンクになっています。
給水口はこちらの青いキャップから。可動部は指アクションのトリガーだけです。
全長:138mm 重さ:23g 材質:プラスチック 実勢価格:200円前後
サイズ的にはこんな感じ。
S&Wのボディガードより、さらにふた回りほど小型です。
ダブルバレルデリンジャーくらいのサイズ感です。
本体のモールドは甘めながら、かなり雰囲気あるのではないでしょうか。
オリジナルのデッカードブラスターをよくチェックしています。
なお、カラーバリエーションは写真の5色
これはもうお好みで・・・。
実 射
成人男性が握ると小指が完全に余ります。
本体に水を入れて撃ってみたところ、飛距離は水平発射で約2m。
まぁ、指アクションなのでこんなものでしょうか。
屋外で撃ちあうには心もとない飛距離ですが、風呂場で子どもと遊ぶにはちょうどよいパワーだと思いました。
カスタマイズ
というわけで、リアルな造形を活かすべくリペイントしましょう!
まずは表面の脱脂から。
アルコールやパーツクリーナーでゴシゴシよーく拭きます。
その後、スポンジヤスリや研磨スポンジなので軽く磨きましょう。
こすった細かい傷で表面がうっすら白くなるのが目安でしょうか。
琥珀色のグリップをイメージさせるため、オレンジの個体を使用して・・・
グリップ部はそのまま活かすようにマスキングしておきます。
下地塗装
信頼と実績の「ミッチャクロン」を薄く吹きました。
塗装に使ったのはこの3色。
マットブラックで全体を塗装し、ガンメタルでアクセント。
最終的にクリアブルーで薄くコーティングします。
スプレー塗装はとにかく薄く、数回に分けて吹くのがキレイに仕上げるポイントです。
何となくこんな感じでいかがでしょうか。
乾燥後にざっと見てOKであれば・・・
マスキングを剥がしましょう。
完成!
グリップ部がちょっと明るすぎる気もしますが、なんとなく雰囲気よく仕上がった気がします。
ちなみに塗装前後ではこの違い!
下地とマスキング、塗装(乾燥時間込み)で半日あれば十分仕上がりますよ。
サイズが小さいのは残念ですが、リペイント後の雰囲気はけっこういい感じだと思います。
このように、ちょっとした手間をかけてペイントすれば、数百円の水鉄砲が(ちっちゃい)デッカードブラスターになりえます。
ダイキ工業の高木式ブラスター(無可動モデル)と並べてみました。ちょっと親子っぽいかも?
興味がある人は、ぜひ購入して、ちょろっと塗ってみてはいかがでしょうか!
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