100均の冷却スプレーで今年の夏を乗り切るつもりの八千代市です、こんにちは!
いやぁ、コレを最初に店頭に並べた人にはノーベル賞を与えるべきだと思いますね。使い方は服の上などに直接吹きかけるだけ。かなり涼しくなります。
しかし、持続性はあまりないので冷房が効くまでのつなぎとして使うのがオススメ。他にもいろんな用途に使えるので、まだ使ったことがないという方はぜひお試しを。
実際に使って「ダマされた!」と思っても、108円なのでノークレームでお願いします。
さて、今回から密かに連載タイトルが変更されましたが、シレッと本題に入りますよ。
先日参加した大規模サバゲでAKの調子が芳しくなく、レンタルガンで参加することになりました。
それで帰りに乾さんから、
乾「前回は時間の都合でメカボックスを開けなかったんですよね。今度改めてオーバーホールしましょう」
といった流れになっていました。
強化スプリングに縮み癖がついていたのとメカボックス内部のグリスがコテコテに硬化して抵抗となり、初速が不安定だったのでは?という見立てです。
今後も継続的にサバゲに参加するつもりなので、一度しっかり整備しておきたいですね!(←他力本願)
前回の反省を活かし、今回は時間をしっかり作ってお昼過ぎにさばなび編集部へ。夜しか来たことなかったので、昼間に来ると新鮮です。
待ち合わせ時間ギリギリに乾さんが編集部に到着。
あぁ、ゲッソリしていて一目でわかる体調不良っぷりだ。
乾「いや~、ひさびさに風邪ひいてしまいました。ようやく食べられるまで回復したので今日は大丈夫ですよ」
ただでさえ細身なのにそれ以上痩せたら死んでしまいそうです。
で、工具の準備も終わり、さっそく作業開始・・・・だがしかし、ここでコンビニ袋を取り出す乾さん。
乾「朝から何も食べてないので、私はちょっとゴハン食べてます。八千代市さんバラしといて下さい」
作業開始から約10秒でピンチが訪れてしまったようです。他力願望で押し通す予定はここでアウトに!
乾さんの指示と以前(パート2)の記憶を頼りに少しずつバラしていきます。
ここまで分解するのにだいたい15分弱。乾さんがやった時は5分ちょっとだったのに。
ここで食事が終わった乾さんと作業チェンジ。
セレクターレバーのネジカバーの接着剤をはんだごてで溶かして、カバーとネジを外すと・・・
メカボックスが取り出せました!
あとはネジを外すだけと思っていたら、妙に仰々しく作業を行っています。普通に開けてはいけないのか?
乾「ネジ自体も特殊ネジだし、何も考えずにネジを外すと中のスプリングが豪快に飛び出して、細かい部品を紛失するんですよ。なのでこうやってスプリングガイドとシリンダーを押さえながらメカボックスを開けるわけです」
なるほど、私だったら確実にやらかしますねコレ(笑)
ネジを全部外し、飛び出す原因であるスプリングガイドに後ろから工具を差し込み、
シリンダーと工具を押さえながらメカボックスを垂直に持ち上げると・・・
無事にご開帳!
乾「メカボックスにも種類があって、AKはVer3というタイプなんです」
東京マルイの電動ガンはたくさん種類がありますが、使われているメカボックスは数種類とのこと。なので、このメカボックスを分解できるようになれば、同じメカボックスの電動ガンは自然とメンテできるようになるそうです。
パート2でも触れましたが、海外製の電動ガンも同じ銃ならメカボックスも含めてほぼ同じらしいですね。
シリンダーの中をのぞくと黒い輪の形をした跡が見えました。
乾「ピストンが長い間動かずOリングが張り付いた跡でしょうね。うーん、ここまでハッキリした跡はあまり見ないかも」
ううむ、10年という時間を改めて実感。念のために軽くコンパウンドで磨いていました。
ピストンヘッドにシリコングリスを塗り、シリンダーへ入れて気密がとれているかチェック。張り付きがあったOリングは新品に交換しています。
気密がOKならシリンダーヘッドの穴を指で押さえるとピストンがほとんど動かなります(まったく動かなくなるのもそれはそれでよくないらしい)。
あっ、これってあの原理と一緒ですね! グッドデザイン賞にも選出されるも主催者側都合により除外された「○×△□(自主規制)」
乾「あー、それを今ここでいうのはやめておきましょうね」
あいや~、全くです。
各種ギアにもグリスを塗って組み立てる準備は完了!
ちなみにメカボックス内でギアやピストンの歯に塗るのはシリコングリスではなく粘度の高い違う種類のグリス。この時はクルマ・バイク用の「スーパーゾイルグリス」というものを筆で塗っていました。
上が今までの強化スプリング。これを今回は下のM80相当のスプリングに入れ替えました。
軸受けやスイッチもチェックして問題なし。
これであとは組みなおすだけ!
バラした時と逆の手順で取り付けます。もちろんこの時もスプリングガイドに工具を差してシリンダーを押さえながらの作業でした。
ここまできたらもうすぐですね! チャチャッとやってガンダムトークに華を咲かせましょう・・・と、ここで手を止める乾さん。
あ、なんかイヤな予感が……
乾「八千代市さん、ここからは自分で組み立てて下さいね。作業中は私が一方的にMS(モビルスーツ)の話をしますからご安心を!」
乾さんの崇高なMSトーク(作業妨害)を聞きながら苦戦すること約15分、何とか組み立てられました!
1時間ほど前にバラした記憶が残っていたので、思っていたよりもスムーズ! やっぱり自分で作業すると覚えますね。
それとやはり「ガンダムUC」は最後まで見なければダメだそうです。
ではドキドキの試射を。バッテリーとBB弾を入れてまず1発・・・ですがいきなりビックリ。トリガーを引いてからBB弾が出るまでのレスポンスが格段に向上していました!
ウィッ、ポン!というのがウィポ!というくらい短くなっています。
乾「狙い通りスプリングの交換と新しいグリスによってレスポンスが良くなりましたね。フルオートのサイクルもちょっと上がっているはずですよ」
さっそくフルオートで撃ってみると、これまた私でもわかるほどにサイクルが向上。早く実戦で使いたい!
最後に弾速チェック。
以前は93m/s前後でしたが、スプリングを弱いものに替えたのでどうなるか。
弾速のブレは以前よりも更に少なく、ほぼ82~83m/sでピタッと安定しました。初速93m/sの時より飛距離は多少落ちますが、初速が安定しているのでほぼ同じ弾道で次々とBB弾が飛んで行くのだとか。レスポンスアップもあって相当使いやすくなっているそうです。
ただ、乾さんは、この次にバラす機会があったらスペーサー(?)を入れて88m/sくらいに合わせておきたいとのことでした。
これで今回のオーバーホール作業は終了。
次回のサバゲはこのAKで参加したいですね!
~おまけ~
乾さんからご褒美にAACタイプのフラッシュハイダー(次世代SCAR-L用)を頂いたので取り付けました。意外とAKにも似合うのでお気に入りです。
とりあえずマズルだけカスタマイズですね。
もう1つオマケ。
オーバーホール後、Nerf(ナーフ)試射会が薄暗くなったさばなび編集部で行われました。今日の2次会です。
記事にもあったリペイントモデルがかっこいい!
Nerfは初めて撃ったのですが、想像以上に反動(振動?)があり、特に大型弾を使うMEGAのオレンジトリガー(本国仕様版)はちょっと欲しいかも。大人がハマる理由がわかりますねコレ。
Nerfでインドアゲーム、かなりおもしろそうです。
※本記事は過去記事の内容を基に校正しています(2017.11)
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