【SHOT Show®2015】Magpul(マグプル)ブースに展示されたカスタムガン、ぜんぶ解説します!【2015年はコレが来る?】

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最も人気のあるカスタムパーツメーカーといえばMagpul(マグプル)でしょう。
主にポリマー製のグリップやストックといった交換パーツやマガジンを多数ラインナップしていて、高品質で安価なのが特徴。特に民間マーケットで大きなシェアを占めています。

そしてSHOTShowの会場でも、大きなスペースで各種の新作パーツを展示していました。
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同時に同社のパーツを組み込んだサンプルガンも多数展示。今回はMagpulが提唱するM-LOKシステム(アクセサリー装着アタッチメントの規格)対応のハンドガード(MIDWEST製)が多数使われていて、力の入れようが分かりました。

Magpulのサンプルガンは毎回話題になるので、さばなびでもサンプルガン全26丁を撮影してきました。というわけでここでまとめて紹介します!

今年から加わったAK用パーツや定評のあるショットガン用、そして最も普及しているAR用のカスタムパーツが隆盛を極めていました。
Magpulカスタムガンから見る、2015年のカスタム流行予測だと思って下さい。

01 AKM
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新作のAK用パーツの組み込みサンプル。各部がポリマーパーツになるだけでずいぶんと近代化されますね。手に取ると木製パーツのAKよりずいぶんと軽かったのが印象的でした。
●ハンドガード:MOE AK ●グリップ:MOE ●ストック:MOE AK ●マガジン:PMAG AK

02 AK47
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こちらはロングタイプのハンドガードとフォールディングストックを組み込んだバージョン。ハンドガードの横長の穴はM-LOKシステムになっていて対応オプションがダイレクトに装着可能です。
●ハンドガード:ZHUKOV ●グリップ:MOE ●ストック:ZHUKOV S ●光学機器:aimpoint T1 ●マガジン:PMAG AK

03 AKM
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上記01とほぼ同じ仕様ですが、フラッシュハイダーが大型の74タイプになるだけでかなり印象が変わります。間もなくアメリカ国内でもAKの生産が開始されるので、それを見越してのラインナップなのでしょうか。
●ハンドガード:MOE AK M ●グリップ:MOE ●ストック:MOE AK ●マガジン:PMAG AK

04 MOSSBERG M590A1
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モスバーグの上位グレードであるM590をベースにしたモデル。M-LOK対応のフォアエンドと高さと長さが調整できるSGAストックを組み込んでいます。
●フォアエンド:MOE M-LOK ●ストック:SGA ●Forward Sling Mount ●フォアグリップ:M-LOK AFG

05 Remington M870
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M870のEXPRESS SLUG(23インチバレル)がベースガン。フルライフリングのスラッグバレルなので光学機器としてスコープを搭載しているのでしょう。ショットガンにスコープもアリですね。
●フォアエンド:MOE M-LOK ●ストック:SGA ●光学機器:HUNTER

06  MOSSBERG M500
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モスバーグのベストセラーM500のカスタムサンプル。ポリマーパーツは軽くて丈夫、使用環境を選ばないので、28インチのベンチリブ付きバレルと合わせてハンティングユースにも最適なセッティングといえます。
●フォアエンド:MOE M-LOK ●ストック:SGA

07  Night Hawk Custom
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M870をベースとしたNightHawkカスタムはMagpulパーツの組み込みが基本仕様。外観はごく一般的ですが、目に見えない内部のデキが秀逸で、1回フォアエンドを引くだけで「これはすごい」とわかります。
●フォアエンド:MOE M-LOK ●ストック:SGA ●Forward Sling Mount ●光学機器:aimpoint T2

08  カスタムAR
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ベースガンは不明ですがMagpul製のビレットロワー(チャイナガール刻印のGen.1)が特徴的。MIDWESTのM-LOKハンドガード(SSM M-LOKの12インチ)と16インチバレルでほっそりとした流行りのシルエットになっています。
●ハイダー:JP Compensator ●ロワーレシーバー:Magpul(Gen1) ●ハンドガード:MIDWEST M-LOK ●グリップ:MIAD ●ストック:UBR ●光学機器:VORTEX VIPER ●アイアンサイト:MBUS PRO ●マガジン:PMAG Gen3 30R

09 S&W M&P15
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ベースはS&WのARクローンであるM&P15。グリップやストックはグレイで統一され、黒一色とは違ったトーンに仕上げています。
●ハンドガード:Geissele MK8 ●グリップ:MOE K2 ●ストック:CTR ●光学機器:aimpoint T1 ●フォアグリップ:M-LOK MVG ●アイアンサイト:MBUS PRO ●マガジン:PMAG Gen3 30R

10 FNH FN15 DMR
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FNの2015年最新モデルであるFN15DMRがベースガン。デフォルトの装着パーツが高品質なものが多いためか変更点はわずか。スコープが乗るだけで非常によく当たりそうな銃に見えます。
●グリップ:MOE  ●ストック:STR ●光学機器:VORTEX RAZOR HD ●ライトマウント:M-LOK OFFSET LIGHT MOUNT ●アイアンサイト:MBUS PRO ●マガジン:PMAG Gen3 20R

11  AR10
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7.62mmのAR10でベースガンは不明。ただ、フォワードアシストノブが付いた7.62mmアッパーは珍しいです。軽さが利点の7.62mmARの長所を活かしたセットアップだと思いました。
●ハンドガード:MIDWEST M-LOK ●グリップ:MIAD ●ストック:UBR ●光学機器:aimpoint M4 ●アイアンサイト:MBUS ●マガジン:PMAG Gen3 20R

12  S&W M&P10
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こちらも7.62mmのARでS&WのM&P10がベース。AR10はバッファーチューブとハンドガードのサイズがAR15と同じなので、このように一般的なAR用パーツが組み込むことができます。
●ハンドガード:MOE M-LOK ●グリップ:MOE K2 ●ストック:MOE FIXED CARBINE ●光学機器:trijicon AccuPoint ●アイアンサイト:MBUS PRO ●マガジン:PMAG Gen3 10R

13  SIG SAUER M400 SRP
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SIG SAUERのARクローンであるM400のカスタマイズ。M400は精度が高く、動作システムがリュングマン方式。一般的なARと同じ感覚でイジれるのが好評だそうです。
●グリップ:MOE ●ストック:MOE ●光学機器:aimpoint T1 ●アイアンサイト:MBUS PRO ●マガジン:PMAG Gen3 40R

14  カスタムAR
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こちらはハイブリッドなAR。アッパーはNOVESKEの新しいスイッチブロック、ロワーはマグプルのGen.1ビレット。上記08のショートハンドガードバージョンといったところでしょうか。ストックや光学機器も身軽なものを選んで装着されています。
●ハイダー:AAC 51T BLACKOUT ●アッパーレシーバー:NOVESKE Switchblock ●ロワーレシーバー:Magpul ●ハンドガード:MIDWEST M-LOK ●グリップ:MOE K2 ●ストック:STR ●光学機器:aimpoint T1  ●アイアンサイト:MBUS PRO ●フォアグリップ:M-LOK MVG ●ライトマウント:M-LOK OFFSET LIGHT MOUNT ●マガジン:PMAG Gen3 30R

15 FNH FN15 Tactical
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FNの新作AR。ハンドガードをおなじみのMI製M-LOK対応のものに変更し、ストックとグリップをグレーのMagpul製に交換。フォアグリップは新製品のM-LOK用MVGです。
●ハイダー:VORTEX ●グリップ:MOE SL ●ストック:MOE SL ●光学機器:trijicon RMR  ●アイアンサイト:MBUS PRO ●フォアグリップ:M-LOK MVG ●マガジン:PMAG Gen3 40R

16  カスタムAR
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アッパーはVLTORではなくNOVESKEの方のMUR。ロワーは一般タイプで特定できませんでした。民間用の16インチナローバレルに9インチのフリーフロートハンドガードという組み合わせは軽快なイメージです。
●アッパーレシーバー:NOVESKE MUR ●ハンドガード:MIDWEST M-LOK ●グリップ:MOE K2 ●ストック:CTR ●光学機器:aimpoint M4S  ●アイアンサイト:MBUS ●フォアグリップ:M-LOK AFG ●マガジン:PMAG Gen3 30R

17  COLT AR15(LEモデル)
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コーション表記(ミリタリーやLE専用という注意書き)やフォージマーク(製造した鍛造会社を示す刻印)からコルト製のセミオート版LEモデルと思われるAR。なぜかフォワードアシストノブが古いティアドロップタイプですが、ソツのないセッティングで使いやすそうなARです。
●ハンドガード:Geissele MK8 ●グリップ:MOE K2 ●ストック:CTR ●光学機器:aimpoint T1 ●フォアグリップ:M-LOK AFG ●ライトマウント:M-LOK OFFSET LIGHT MOUNT ●アイアンサイト:MBUS PRO

18  LMT LM308
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LMTの7.62mmでハンドガード一体型アッパーを持つLM308。結果的に交換できるパーツはストックとグリップ程度になりますが、この個体はBADASSレバーやバトルコンプハイダー、オフセットサイトで(ほぼ)最新モードの7.62mmARに進化させています。
●ハイダー:BattleComp ●グリップ:MIAD ●ストック:MOE RIFLE STOCK ●光学機器:Leupold MK6 ●アイアンサイト:MBUS PRO OFFSET ●マガジン:PMAG Gen3 20R

19  KAC SR15E3
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ベースガンはナイツのSR15E3。ハンドガードはデフォルト装着のURX2です。特徴的なディンプルバレルが目を引くカスタムですが、なぜか光学機器はナシ。
●グリップ:MOE ●ストック:MOE SL ●フォアグリップ:AFG2 ●ライトマウント:MOE OFFSET LIGHT MOUNT ●アイアンサイト:MBUS PRO ●マガジン:PMAG Gen3 20R

20  COLT AR15
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アッパーのフォージマークからコルト製と思われるAR。変更したパーツはほぼFDEカラーで揃えたきれいな2トーン仕様です。全体的に軽さだけでなく耐久性も重視したハンドガードやストックが組み込まれています。
●ハンドガード:Geissele MK8 ●グリップ:MIAD ●ストック:MOE-SL ●光学機器:aimpoint M4S  ●アイアンサイト:MBUS PRO ●フォアグリップ:M-LOK AFG ●ライトマウント:M-LOK OFFSET LIGHT MOUNT ●マガジン:PMAG Gen3 30R

21  LWRC M6
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高級コンプリートガンであるLWRCのM6がベース。ただ、M6は単体でほぼ完結している銃なので、ストックやグリップ程度の交換です。ショートスコープで近~中距離をそつなくカバーする高精度なARといえます。
●グリップ:MOE K2 ●ストック:MOE-SL ●光学機器:VORTEX VIPER ●アイアンサイト:MBUS PRO OFFSET ●マガジン:PMAG Gen3 30R

22  AR15A2 SPORTER
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今となってはちょっとレアなフルサイズ+キャリングハンドルのあるスポーターAR。フォージマークはアッパーがカーディナル、ロワーがセローなので、ちょっと古い年代のARと思われます。
●ハンドガード:MOE M-LOK ●グリップ:MIAD ●ストック:MOE RIFLE STOCK ●マガジン:PMAG Gen3 20R

23  KAC SR25K
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ナイツの7.62mm、SR-25のショートバージョン。さすがに本体はそのままでグリップとストックのみを交換したもの。スコープもLeupoldの最新モデルMark8という豪華な仕様になっていました。
●グリップ:MIAD ●ストック:PRS ●光学機器:Leupold MK8 ●アイアンサイト:MBUS PRO ●マガジン:PMAG Gen3 25R

24  カスタムAR
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レシーバーは厚手のMURアッパーとマグプルのビレットロワ。ハンドガードも強度の高いガイズリー製というミリタリーでも使えそうな耐久性重視の組み合わせです。13インチのハンドガード+14.5インチバレルも取り回しに優れる実戦的な組み合わせです。
●ハイダー:PWS Triad ●アッパーレシーバー:NOVESKE MUR ●ロワーレシーバー:Magpul(Gen1) ●ハンドガード:Geissele MK8 ●グリップ:MOE K2 ●ストック:ACS-L ●光学機器:VORTEX VIPER ●アイアンサイト:MBUS PRO ●マガジン:PMAG Gen3 40R

25 H&K HK91
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今となっては懐かしささえ感じるHK91。7.62mmのG3の民間用セミオートバージョンです。逆にいえばこの時代のライフルに対応したストックを現在ラインナップしているのはMagpulのスゴイところですね。
●ストック:PRS2

26  FNH SCAR16S
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現用ライフルのSCAR-Lの民間用、SCAR16Sのサンプルガン。ハンドガードから伸びるバレルを覆うMI製のレイルエクステンションにはM-LOKマウントが設けられています。実銃のSCARはとても軽いのが特徴ですが、このカスタムでも軽さは健在。MIADグリップの握り心地も◎でした。
●ハンドガード:MIDWEST SSR Extension ●グリップ:MIAD ●セレクターレバー:SSG ●光学機器:aimpoint M4S ●アイアンサイト:MBUS PRO ●マガジン:PMAG Gen3 30R

 

以上、分かる限りのカスタムパーツをまとめてみました。
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また、まだエアガン用が発売されていないパーツもありますが、そこは人気のMagpul。近いうちにどこかしらからリリースされると思います。
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Magpulのカスタムパーツは商品名が記号のみが多いので、特に初心者にとってはピンと来ないかもしれませんが、「こういうのがカッコいいな!」とか「この組み合わせはよく似合うね」などと何となくでも意識してくれればいいな、と思います。

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乾 宗一郎

東京都生まれ。親の影響で幼少時よりモデルガンに親しんで育つ。装備品よりは銃器類の方に明るく、民間ARとオールドリボルバー、SFプロップガンが専門分野。ここ数年はガスブローバックのARカスタマイズにハマっている。好きな映画は『エイリアン2』、好きなモビルスーツは「トールギス」。サバゲはエアガンカスタムのフィールドテストとして嗜む程度。

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