サバイバルゲームでも使われるシグナルライト。
アクセサリーとしてだけでなく、夜戦でも重宝される一品です。
クリップ式やベルクロタイプなど、いくつかの種類がありますが、いずれも敵味方の識別として使用されます。中には赤外線発光でナイトビジョンなどでしか見えないものもあるとか。
実戦でも使用されているS&S PrecisionのV-LITEのレプリカはあちこちのミリタリーショップで購入できますが、連続点灯時間は約150時間となっており、全体がシリコンで覆われているため電池の交換はできません。(本物も電池交換はできない)。
水中でも発光できるようにシリコンで封入されていると聞いたことあります。実際はどうなんでしょうかね。
さて。
レプリカでも2千円近くするので使い捨てはもったいない! というわけで電池交換を施し、さらにLEDの色も変更してみました!
グリーンに発光する本体(右)。左側のレッド発光の物と比べて尖端まで光っていないのがわかります。しかも本物は基板の色と発光色が同じはず。
これを何とかしましょう!
【改造の手順】
最初に専用スリーブから取り外します。
次に、封入時に固定した接着剤部分にカッターで切れ目をいれます。
写真のように内部基板が取り出せるくらい大雑把に切れ目を入れると良いでしょう。
基板を取り出すとこんな感じ。ラグ端子付きのCR2032ボタン電池が取り付けられているのがわかります。
ハンダゴテを利用して不要なボタン電池を取り外します。
今回はLEDも交換するのでLEDも取り外しました。
基板は親切設計で電池のプラスとマイナス・LEDのアノードとカソード(AとKマークが)記載されていました。
LEDは交換したい色に変更しアノードとカソードを間違えないようにハンダ付けすればOKです。
次にボタン電池の交換ですが、ラグ端子付きのボタン電池は秋葉原や日本橋などの電気専門街でないと入手は難しいかもしれません。そこで、今回は何度も電池交換が可能なようにボタン電池ホルダーを取り付けて電池交換を簡単にできるようにしてみました。
本来の電池はCR2032ですが、CR2032用の電池ホルダーを取り付けると基板からはみ出して、元に戻せなくなってしまいます。なので1632用ボタン電池ホルダーをハンダ付けして元の通り収まるようにしてみました。
基板上に記載されているプラスとマイナスに合わせて電池ホルダーをハンダ付けします。後はボタン電池をいれ、LEDの点灯を確認したら元に戻すだけ。
最後にシリコン系の接着剤で固定すれば元通り!
電池交換とLED交換を施して再利用できるようになったぞ!
しかも基板の色と発光色がばっちり同じ。
やはりこうでなくては。
どうです? ちょっとした工夫でリサイクルが可能になります。廃棄物も減って地球にも優しい! お財布にも優しい!!
最近ではハンダゴテを持っている人も少ないので、ここはひとつ、お子さまと一緒にチャレンジしてみても面白いと思いますよ☆
協力:千葉にゃん
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