【エアガンパーツ】WA・GBB用リアルサイズロワー!IronAirsoft(アイアンエアソフト)のARロワーを買って組み込んでみたよ!

皆さんの中で、ガスブロのAR(M4)を持ってる人はいますか?
確かにサバゲ向きではありませんが、そのリアルさやガツンと来るリコイルはかなりのもの。それこそモデルガン代わりの座敷銃に最適です。
時期を選べばサバゲに投入することもでき、夏場はガスガンならではの「伸びる弾道」でけっこう戦えたりします。特にしっかり調整したマグナ仕様はそりゃもうイイ飛びっぷりで・・・。

というわけで、さばなびでも以前にお伝えしたIronAirsoftのWAのガスブロAR用ロワーレシーバーが発売されました。

商品リンク

筆者の知人がAACモデルをさっそく購入しましたので、それを借りてレビューしたいと思います。

まず、到着直後の外観から。
一見してなかなか好印象です。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
素材の明記はありませんが、かなり硬度のあるアルミ合金製。実銃でも6061素材のロワーはいっぱいあるので何が何でも鍛造じゃなきゃダメ!ということはありません。
表面処理は塗装ではなくハードアナダイズド加工のようです。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
サイズはもちろんフルサイズ! ノーマルのWAアッパーは乗りません。
フルオートシアピンの穴はありますが、典型的なARロワーをモデルアップしています。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
製造刻印はこちら側に入っている新しいバージョンを再現。
そしてメイン刻印はAACのMPW
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
300AACを撃ち出すAAC製コンプリートガンのものです。
しかもこのマークは現行タイプ。MAGPULマークにちょっと似ていますね。
シリアルが00001というのはアレですが、かっこいいと思います。

セレクター刻印はピクトグラムタイプ。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
実物もこうだったな!と思っていたら・・・ん? なんか違和感が・・・?
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
両面ともピン穴とセレクターホールの表面がさらってあるじゃありませんか!
あちゃー、これはないよなぁ。うむむ・・・。

と、外観の写真はここまで。
約1か月後にこのロワーをGBBのARに組み込んだものも貸してもらったので、その写真もどうぞ!
なお、組み込み作業は新宿のエアガンショップ、エアボーンさんにお願いしたそうです。

外観はこんな感じ。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
なんか今風なパーツがてんこ盛りな軽量ARになっていました。

で、心配していた各穴の仕上げですが、アンチローテーションリンクを使ったのでうまく隠れています。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
セレクターレバーはIronのアンビタイプなので、反対側のセレクターホールもきちっと隠れていました。幅もピッタリでこれなら気になりませんね。

内部パーツの組み込みはやや難儀したとか。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
内部のパーツはほとんどG&Pのスチール強化パーツです。ハンマーがキツくて入らなかったとのことで、ハンマー自体の幅を若干削ってありました。他のメーカーのハンマーならスルッと入るかもしれません。
アキュウェッジもピタッと収まっています。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
グリップはUCWRGUmbrella Corporation Weapons Research Group)製、トリガーガードはMAGPUL製。角度の起きたグリップを付けられるのはGBBの特権です。
バッファーチューブのネジ込みはかなり固かったらしく、ロワー側のネジ山を多少削って対処したそうです。

ついでにアッパーも紹介しておきましょう。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
バレルは14.5インチミッドレングスのDYTAC製。
そしてアッパーレシーバーはINOKATSU製の鍛造アッパーで、VFCHK416用樹脂製ダストカバーがついてます。
スコープマウントはVFCナイツオフセットタイプ、スコープはノーベルアームズTAC-ONE 12424IR。見え方は寒色系の色合いですが、シャープで見やすいスコープです。

ハンドガードはDYTACガイズリーレプリカ
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
側面と下面にKey-Modホールが付いたMK5タイプの13インチ、DEカラーです。
取り付けに関しては、アッパーを押さえるイモネジが入る「耳」の部分が、エジェクションポートのシャフトと干渉したので、見えない位置を削ってありました。

マズルデバイスはAACのBLACKOUTタイプ。PTS製(旧型)です。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
ホワイトライトはHSPKey-ModマウントINFORCEライトという手堅いセッティングですね。
フロントサイトはVFCのナイツレプリカ。

動作の要であるボルトキャリアはエアボーンさんのオリジナルパーツでスチール製。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
燃費がよくリコイルもガツン!とくるマグナ仕様+ヘビーなスチール製でリコイルは体感でかなりアップします。負圧式にすると消費ガス量が数倍になるので弾ポロを解消できればマグナ方式がオススメです。

さて。
このアッパーを乗せてみると・・・
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
細部がちょーっとズレていました。人によっては気になるところですが、オーナーは「気にしない」といっていたので、これでいいのでしょう。
それよりも、アッパーを閉める時、リアのテイクダウンピンを押しこむのが大変! かなり力を込めて押さえつけないとピンが通らないのです。
たぶんフロント側のピン穴が、ほんのちょっとズレているんだろうなぁ。
力ワザで何とかなるレベルでよかったですw

という感じで、かなり苦労してINOKATSUアッパーを乗せたそうです。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
動作に関していえば何も問題なく、バキバキッと激しいリコイルで絶好調。撃っていて自然と顔がニヤけるレベルです。いいなぁ、これ欲しいw

ただ、MPWロワーはコンプリートガンにしかなく、アッパーが写真のような社外品というのはちょっとおかしいかもしれません(実銃の場合)。これは「MPWのコンプリートを買ったけど適当な5.56アッパーを乗せている」という脳内設定だそうです。まぁ、BLACKOUTハイダーは7.62mmバージョンが同じ外観なので「300BLKのままですよ」という言い訳もできそうです。

というわけで、IronのARロワーは組み込みにやや難あり、INOKATSUアッパーとの相性はイマイチという感じでした。Iron製のアッパーならピタッと収まるんでしょうか?
とはいえ、この完成度のロワーが164.15USドルというのはお買い得だと思います。
人気のAACマーキングですし。
ラインナップにはRemington Defenceバージョンもありますが、もしかしたらコッチも同じ調整が要るのではないでしょうか(求む人柱)。

加工に自信がある人や、WAガスブロARに命をかけている人にはぜひオススメしたいロワーです。まぁ、かなり安いのでダメだったとしても諦めがつきますよねw

[amazonjs asin=”B00E1Z5Y10″ locale=”JP” title=”【WAスーパーリアルガン】COLT M4-A1 Mg 〈ヘビーデュティ〉〈WA-AR04〉”]

乾 宗一郎

東京都生まれ。親の影響で幼少時よりモデルガンに親しんで育つ。装備品よりは銃器類の方に明るく、民間ARとオールドリボルバー、SFプロップガンが専門分野。ここ数年はガスブローバックのARカスタマイズにハマっている。好きな映画は『エイリアン2』、好きなモビルスーツは「トールギス」。サバゲはエアガンカスタムのフィールドテストとして嗜む程度。

投稿者記事

  1. 【実銃ネタ】ハンドガードが溶けるほど撃ち込みたい! AR15は何発で燃えるのか?

    2018-01-26

  2. 【実銃ネタ】ナイツのSR-15 E3 MOD2は新しいガスブロックを装備していた!【マニア向け】

    2018-01-25

  3. 【実銃ネタ】Crye Precisionのショットガン「SIX12」の公式ムービーがシュールすぎてネタにしか見えない件。

    2018-01-24

  4. 【Youtube】60秒で分かるアクション映画! 「エイリアン2」編が見事にまとまっている件。

    2018-01-12

関連記事

  1. 水星の魔女が各所でバズり!6話後の総集編で未視聴者も追いつくチャンス!

    2022-11-18

  2. 【連載】今日から使えるミリタリー雑学講座~第11回 今だ現役! 世界のご長寿兵器~陸軍編

    2017-11-20

  3. 【エアガンカスタム】5分でできる!クリプテックっぽい?お手軽迷彩塗装のススメ!【オリジナルペイント】

    2015-01-30

  4. 銭形警部で有名なICPOって実際は何しているところ?

    2023-03-01





アーカイブ

ページ上部へ戻る