【映画】まだ間に合う!ハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』が普通にミリタリーアクションとして楽しめる作品だった!

WS001774現在、絶賛上映中のハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』。
評価が分かれる1998年にローランド・エメリッヒ版の『GODZILLA』があったため、ハリウッド製作の『ゴジラ』はちょっとなぁ…と思っている人も少なくないのでしょうか?

しかし、今作はさばなび編集部も見ましたが、「オススメしたい1本」なのです!

[youtube]http://youtu.be/a_WRsHyOTjY[/youtube]

まず、今回の人間の主人公・フォード・ブロディは、アメリカ海軍の将校(大尉)!
爆発物処理を専門としている役どころ。
そのため、物語は彼を中心とした視点で描かれていきます。
訳あって、空挺降下するシーンはかなりアガリます!

他にもミリタリーテイストな描写は多く、その辺はさばなびでも予告編を元に取り上げましたが、本編を見ても印象は変わりませんでした。
※ゴジラ対米軍と過去の記事で書いていますが、実際にはちょっと違います。

【ストーリー】
1999年にフィリピンの炭鉱で起きた大規模な崩落現場。そこで発見されたタマゴのような巨大生物の化石。それと時を同じくして起きた日本の原子力発電所で起きた大地震と原発の崩壊事故。

それから15年。父親が原発関連の技術者で、やはり母親も原発で働いていて、くだんの崩壊事故で母親を亡くしたフォード・ブロディは、アメリカ海軍の将校になっていた。
軍の任務から帰還し、妻と息子とつかの間の平穏をかみしめていたところに、”父親が日本で逮捕された”という電話を受け取り、フォードは日本へと飛ぶ。
父親と久々の再会を果たし、いろいろと話す中で、かつて家族が住んでいた、現在は原発事故により立ち入り禁止区域になっていた場所へと、父と二人で侵入することになる。
しかし、あえなく警察に拘束され、謎の研究施設へと二人は連行される。
その施設で遭遇したのは、昆虫のような巨大生物「ムートー」。
研究施設は、ムートーにより破壊され、父もその際に重傷を負ってしまう。
ムートーは大きな羽で飛び立っていく。
行きがかり上、フォードは米海軍の空母サラトガ(CV-3)に乗り込み、家族が待つアメリカ本土に帰ろうとするが、謎の巨大生物が向かった先もやはりアメリカ本土だった…。

フォードは無事に家族と再会できるのか?
そして破壊の限りを尽くす、巨大生物「ムートー」を米軍は食い止めることができるのか!?
さらにムートーはもう1匹出現するわ、「ゴジラ」と呼ばれる巨大怪獣まで出現し、米軍vsムートーvsゴジラの三つ巴の戦いの中、人類はどうなるのか?

ネタばれしないギリギリの範囲でストーリーを説明するなら、こんな感じです。

日本の描写では、日本語のネイティブ感があまり感じられませんし、過剰なオリエンタルムードがややニヤツいてしまいますが、外国の方々がみたい日本なのかなぁと思うので、ほほえましくもあります。

そして、家族が1つのテーマになっているので、随所で涙腺を刺激しまくり。
また、監督がドキュメンタリー作品出身のギャレス・エドワーズ氏なので、エンタメ作品の中にもジャーナリスティックな視点もあり、それが作品の深みにもなっています。

ちなみに筆者は、3Dで見ましたが、正直な感想を言うなら「あえて3Dで見なくてもいいかなぁ」と思いました。

お盆休みのうちにぜひ見て欲しい作品です。
怪獣映画も、最新のVFXを駆使してみると、本当にリアルで「怪獣、怖いなぁ」と感じられる大人が楽しめる作品です。

■「GODZILLA ゴジラ」公式サイト:http://www.godzilla-movie.jp/

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横須賀 敦史

1978年生まれ。酒(ウィスキー&ラム)とプロレスとバカ映画をこよなく愛す中年男子。サバゲーでは、ついつい前に出たくなり、わりとソッコーでヒットされてしまうのであまり戦力にならない。記者歴は丸13年(2014年現在)で、撮影と執筆担当。取材に行くのが三度の飯と同じくらい好き。学生時代は戦場カメラマンになりたかったが、「サバゲーを撮る」という、とっても安全かつピースフルな形で夢を叶えた。

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