第53回静岡ホビーショーで公開された東京マルイ製品の中でも注目度の高いものを個別に紹介していますが、今回はガスショットガンの「M870 Breacher」を取り上げます。
もともと複数発射+ガスポンプアクションの「M870タクティカル」がラインナップされていましたが、今回はそれのショートモデル。実銃ではこのサイズの実用性は疑問がありますが、モジュラーシステムのコンバットショットガン「MCS」というシステムで、この状態は10インチバレルのブリーチング専用セットアップだそうです。
実銃はバレルやチューブマガジン、ストックなどを組み替えられるんですね。
そして今回発表されたM870 Breacherがこれ。
M870をベースにしたショートモデルで全長は515mm。短いフォアエンドとピストルグリップが特徴的です。
ちなみに実銃はこんな感じ。
なかなかよく再現されていると思います。なお、実銃は表面処理がすごく大雑把でした。
あ、スリングフックの位置が違う!
ではまずはグリップから。
非常に握りやすいピストルグリップ。実銃はパックマイヤーのリボルバー用ラバーグリップを使っていますが、マルイでは樹脂製。なぜかといえば・・・
グリップ内がズボッとくり抜かれていてガスタンクが入るから。亜鉛合金製の脱着式タンクです。
一見して小さく見えますが容量はそれなりにあり、3発発射モードでやく50回撃てるとか。サバゲではやや足りないかもしれませんが、そのための脱着式ともいえます。不安なら予備を携帯しましょう。
ツバ付きのショートフォアエンド。
樹脂製で微妙な膨らみがあって握った感触は◎。
ツバはブリーチングの際の対破片用ガードといわれています。
SHOTSHOWで見た実銃のものとはちょっとデザインが違いました。
製造時期によって違いがあるのかもしれません。もともと民間販売は(ほとんど)ないモデルですし。
内部のメカニズムは既存のM870タクティカルと同じもの。
シェルマガジンを下から装填するのもおなじみです。
実射性能についてはインナーバレルが若干短くなっている(197mm)分、ちょっとだけ初速が低いそうです。そして内部は改良・調整されているとか。「ガス漏れの低減」「6発モードでの5発発射」などなど。
もともと使用するBB弾との相性がある銃でしたから、使用時はそこを考慮しておくといいかもしれません。
専用オプションも追加されます。
本体側面に固定するショットシェルホルダー。
見たところ上部レイル固定用のネジで共締めするようでした。
ショーティモデルではストックポーチが使えないのでこれはありがたいですね。
かなりタクティコゥ(笑)なルックスになります。
しかし個人的にはコレがほしい!
実銃のMCSでは側面にべったりとベルクロが貼ってあるんですよ。ここにベルクロ式のシェルホルダーを貼り付けるようです。初回購入特典とかイベント限定とかでジャストサイズなやつを出してくれないかなぁw
M870タクティカルで3発モードの弾道の伸びや6発モードでの制圧力は実証済み。そこでこのショートサイズとなればインドアゲームでかなり使えるのではないでしょうか。細かいことをいえば戦闘用ではなくブリーチング専用銃ですが、別にこれで戦っちゃいけない理由はありません。「このシェルはブリーチスラッグじゃなくバックショットなんだ!」とか自分に言い聞かせて使って下さいw
また、ミリタリーな装備のアクセントにもよさそうです。
これデルタでしたっけ? 実際に装備している写真があります。
発売価格は未定ですが「夏くらいには出す」とのことで、ちょっと期待ですよ。
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