【エアガンレビュー】45口径を撃ち出す最新のタクティカルハンドガン・東京マルイ「HK45」レビュー!

製品化の発表から待ちに待った東京マルイのガスブローバックハンドガン「HK45」がついにリリースされました。
実銃は元デルタフォースのラリー・ビッカーズのアドバイスを参考にして、SOCOMのピストルトライアルに参加するために作られたといわれています。しかし、このトライアルが無期限延期とされてしまい、現在ではカタログモデルとして普通に市販されているとか。
やっぱりアメリカ人は45口径でないとダメみたいですね。
ちなみに実銃の価格は1300USドル前後だそうです。
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SHOTSHOW2014で展示された実銃。

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今回、東京マルイはこのHK45をガスブローバックハンドガンとしてモデルアップしました。
その内容やデキを紹介しましょう。

内容物
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いつものマルイ製品と変わりませんが、交換用のバックストラップがあるのが違いでしょうか。

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外観は大柄なHK45をよく再現しており、握りやすいグリップやほど良い位置にあるセフティ/デコッキングレバー、USP以来伝統のロングスライドストップなど実銃通りです。

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スライドストップやマガジンキャッチはアンビ仕様ながら、セフティ/デコッキングレバーだけはこっち側にありません。

マズル
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45口径らしいぶっといバレルが目を引きますが、太いせいかインナーの真鍮バレルが非常に目立ちます。黒く染めるか目立たない色の社外品に交換したいと思う人も多いのでは?
バレルに入るOリングも再現されていますよ。

サイト
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ホワイトドットが入った3点タイプ。狙いやすさは、まぁ普通といったところです。

セフティ/デコッキングレバー
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水平より上げるとセフティがON。コックアンドロックも可能です。

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そして水平より下げるとデコッキング。ハーフコックの位置で止まるのでそのままダブルアクションで発射できます。

ファイアリングピン
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ダミーですがしっかりモールドがありますよ。

スライドストップ
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アンビ仕様なのでサウスポーでも普通にマグチェンジからコッキングできますが、こっち側のレバーにはちょっとガタがあります。気になる人は気になっちゃうかも?
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スライドストップがかかるのはスライドノッチ(①)ではなく、内部の金属パーツの段差の部分(②)。スライドノッチが削れたりめくれることがないのでこれは歓迎したいところ。

アンダーレイル
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主にウエポンライトを取り付けるためのレイルは4コマ。その中にあるシリアルプレートも実銃通りです。
トリガーガードやレイル部分のパーティングラインは実銃よりもきれいな印象です。

マガジンキャッチ
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HK伝統のレバー式アンビタイプ。合わないホルスターに強引に突っ込むとマガジンが抜けるのも従来通りです。

バックストラップ
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ピンを1本抜くだけでバックストラップは交換可能。写真のように左右幅はまったく同じで前後の厚みだけ違うものに交換できます。デフォルト装着はMサイズ、付属の交換用がSサイズになります。

グリップ
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ポリマーオートならではのテクスチャグリップ。すべりにくく、またグリップアングルも立っており、平均以上の手の平ならばとても握りやすいグリップです。

フィールドストリップ
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スライドを後退させて切り欠きを合わせて右手用のスライドストップを抜くと・・・
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この状態まで工具なしで分解可能。HOP調整も従来と同じくバレル基部のダイヤルで行います。
なお、買ってきた段階では内部がグリスでベトベトでした。なるべく早い段階でここまで分解して拭き取っておきましょう。

マガジン
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亜鉛合金製のマガジンは装弾数26発。フォロワースプリングは硬いですが、BB弾投入口が上まであるので弾込めはとてもやりやすいと思います。
ただ、マガジンバンパーがデカすぎるので、予備マグの携帯には気を遣いそうです。

サイズ比較
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同じくマルイのG17(ノーマルではありません)と並べてみました。やはり全体的なボリュームはかなりありますね。
実際に握った感触は「グリップの細いVP70」といった印象で、かなり大きく感じます(実際に大きいですけど)。トップヘビーな印象も実銃通りです。

◎スペック
・全長:204mm
・重量:780g(マガジン込み)
・銃身長:100mm
・装弾数:26+1発
・初速:74.8m/s(0.2gバイオ弾での10発平均・気温22°)
・価格:16,800円(実勢価格は14,000円前後)

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いつものマルイ製品の如く非常に手堅い作りで、普通に使う分には何も問題ないでしょう。
実銃はトリガープルがゴリゴリとしていて最悪でしたが、マルイのHK45はSA/DA共にとてもスムーズです。
そして大柄なスライドと大径ピストンによるリコイルはかなり激しく、手首にビシビシきます。グルーピングは計測していませんが、まぁ、いつものマルイ製品なので悪いはずがありません。

ただ、非常に大柄な点だけは要注意。ホルスター選びはちょっと苦労するかもしれません。しかし、「HK大好き!」「最新の45オートがほしい!」という人にはぜひオススメしたいハンドガンです。
HKのハンドガンはほとんどカスタムできないのが難点ですが、初回生産分は(いつものごとく)数が少ないようなので、欲しいと思った人は今すぐ買いに行くかポチりましょう!
バリエーションとしてサプレッサー対応のHK45 COMPACT TACTICALの発売にも期待したいところですね。

追記:試射動画をアップしました。
話題の新製品 東京マルイの「HK45」を実際に撃ってみた! in Blue Target

 

 

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乾 宗一郎

東京都生まれ。親の影響で幼少時よりモデルガンに親しんで育つ。装備品よりは銃器類の方に明るく、民間ARとオールドリボルバー、SFプロップガンが専門分野。ここ数年はガスブローバックのARカスタマイズにハマっている。好きな映画は『エイリアン2』、好きなモビルスーツは「トールギス」。サバゲはエアガンカスタムのフィールドテストとして嗜む程度。

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