お次のリポートはBARRETT FIREARMS。大口径の代名詞、50口径のアンチマテリアルライフルで有名なメーカーですね。
アメリカでは州によっては(ライセンスがあれば)50口径も民間所持できますが、そのハードルはかなり高いとか。一方、ヨーロッパではどうなのでしょうか?
そんな疑問もあってか、BARRETTのブースは小じんまりしており、展示された銃も2丁だけ。ちょっと寂しい印象がありましたが、それでも珍しいこともあって来場者で終始賑わっていました。
Model 82A1
米軍モデルはM82A3だったりM107だったりしますが、シビリアンモデルは「Model82A1」。セミオートで50口径弾(12.7mm×99)を発射するモデルです。
現行型はM82A3にならって2ポートのアローヘッドマズルブレーキを装備し、ストックもコンパクトでモノポッドが付くタイプになっていました。
全長は1220/1450mm、重さは14/14.8kg。手持ち式の銃器の感覚からするとかなり規格外ですね。ついでに定価は写真は29インチバレルのフルサイズモデルで8900/9100USドル(スコープなしの場合)。
やっぱり規格外ですw
MRAD
いろいろな意味でModel 82よりも現実的なのがこの「MRAD」。
「Multi Role Adaptive Design」の頭文字をつなげたネーミングで、フォールディングストックを備えたボルトアクションライフルです。
口径は「308win(7.62mm×51)」「300winマグナム」「338Lapuaマグナム」から選べます。
写真のように簡単にテイクダウンでき、バレルやボルト、マガジンを交換して弾薬を変えることができるそうです。さすがにスコープ調整をイチからやり直しになるので、そうホイホイと交換することはないと思いますけど。
なお、全長は806~1255mm、重さは5.3~6.7kg。さすがに長くて重いですが、Model 82に比べたらまだ現実的な数値だと思います。
交換用のバレル。
特に308win用は17/22インチと短めなこともあり、運用状況をあまり選ばないようです。
ちなみに本体の定価は6000ドル前後(スコープ別)と高いですが、それでもいくらか現実的な感じです。
ブースに置いてあった銃器はこの2機種2丁だけ。
SHOTSHOWではM95やM107、REC7なども触り放題で置いてありましたが、さすがにIWAではそうは行かなかったようです。
もっとも、日常で目にする機会などそうそうない銃でしょうから、これでも来場者にとっては嬉しいものだったのではないでしょうか。
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