明治大学平和教育登戸研究所資料館にて、2024年11月20日(水)から2025年5月31日(土)までの期間、第15回企画展「風船爆弾作戦と本土決戦準備 —女の子たちの戦争—」が開催されます。
入館は無料です。
内容
今から80年前の1944(昭和19)年~1945年の時期に、登戸研究所は、日本陸軍が強い期待をかけた風船爆弾の開発・製造に全力を挙げていました。
陸軍は、この兵器を戦争の勝敗を決する「決戦兵器」と位置付け、アメリカ合衆国本国に大打撃を与えられるものと考えていました。
1発あたり数十kgの兵器積載能力しかない風船爆弾に何を搭載しようと考えていたのか。
当初は対人細菌兵器が構想されていたようです。
後には米国の食糧生産に打撃を与える「牛疫ウイルス」の搭載が準備されましたが、結局は通常の爆弾・焼夷弾になりました。
風船爆弾は、1944年11月から1945年4月にかけて9300発が発射されました。
それがどのように計画され、多数の女学生たちを動員して製造され、どのような結末になったのか、なぜ陸軍は風船爆弾に強くこだわったのかを明らかにします。
また、風船爆弾作戦が実施された時期には、本土決戦の準備が本格的に進められていました。
日本陸軍と登戸研究所は、本土決戦に際してどのような戦いをしようとしていたのか、本土における遊撃戦(ゲリラ戦)はどのように構想されていたのか、また、敗戦に際しての証拠隠滅の指示など、残された資料から詳細に検証します。
開催概要
第15回企画展「風船爆弾作戦と本土決戦準備 —女の子たちの戦争—」
会期:
2024年11月20日(水)~2025年5月31日(土) 10:00~16:00
休館日:
日曜~火曜、12月26日(木)~2025年1月7日(火)、18(土)、2月5日(水)、7日(金)
会場:
明治大学平和教育登戸研究所資料館
開館時間:
水曜~土曜(祝日も開館) 10:00~16:00
入館料:
無料
主 催:
明治大学平和教育登戸研究所資料館
後援:
川崎市、川崎市教育委員会
関連イベントのご案内
1.リバティアカデミー オープン講座/企画展講演会
「風船爆弾作戦と本土決戦準備 —80年前の登戸研究所—」
内容:
本企画展に関する内容を日本近現代史の専門家の視点から深く掘り下げます。
開催日時:
2024年12月14日(土)13:00~15:30 [ 開場12:30 ]
会場:
明治大学生田キャンパス中央校舎6階メディアホールおよびオンライン(Zoomウェビナー)
講師:
山田朗(明治大学平和教育登戸研究所資料館館長、明治大学文学部教授)
定員:
【会場】270名、【オンライン】400名 ※いずれも要事前予約
下記URLよりお申し込みください。
※リバティアカデミーホームページからのお申込みになります。資料館(メール、電話、窓口)ではお申込みいただけません。
申し込み締切:12月13日(金)AM10:00
会場
https://academy.meiji.jp/course/detail/7168
オンライン
https://academy.meiji.jp/course/detail/7169
2.企画展展示解説
内容:
館長 山田朗が参加者と展示を巡りながら企画展の見どころを解説します。
開催日時:
2025年1月11日(土)、2月1日(土)、3月8日(土)、5月10日(土)
各日13:00~14:00
定員:
20名(申し込み先着順)
申し込み方法:
開催日2日前までに①参加希望日、②参加人数、③代表者連絡先を添えて下記お問い合わせ先よりお申し込みください
※メールの場合はタイトルを「企画展展示解説申込」としてください
※メールでお申し込みの場合、翌開館日以内に当館より申し込み確認メールを送信します。
当館からのメールが届かない場合、迷惑フォルダに振り分けられている可能性がありますので「 noborito@mics.meiji.ac.jp 」からのメールを受け取れるよう設定をお願いします。
【メール申込・お問い合わせ先】
明治大学平和教育登戸研究所資料館
TEL/FAX:044-934-7993
MAIL:noborito@mics.meiji.ac.jp
資料館HP(企画展詳細ページ)
https://www.meiji.ac.jp/noborito/info/mkmht000001pi4kf.html
引用元:PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000170.000119558.html