真冬以外はサイドアームとしてガスブロハンドガンを使う人が多いはず。一定以上の気温なら速射ができ、ガスガンならではの飛距離もあるとメリットが多いですよね。
しかし、重い亜鉛合金のマガジンはイマイチ。
確かにガス圧低下を防ぐ放熱効果を考えると亜鉛の一体型マガジンは有効ですが、1本300g前後の重さは相当ヘビーです。マグポーチに3本入れると、それだけで約1kg・・・。
そんなアナタに朗報!
台湾のWEからガスブロハンドガン用の樹脂製マガジンがリリースされているのです。
元々はシューティングマッチで人気の高いハイキャパ用がリリースされていましたが、知人が発売されたばかりの「グロック用樹脂マガジン」を個人輸入で取り寄せました。
そこで、さばなびでこれを借りてレビューしちゃいます!
見た目は当然ながらグロック用のマガジンそのもの。17用の標準の長さです。
というか、実物のグロックもマガジンは樹脂製なので、ある意味リアルということにw
ガラス繊維が入ってるマルゼンのプラみたいなつや消しグレーの質感になっています。
商品はシンプルなブリスターパックに入っていたそうで、その軽さもあってオモチャっぽさがすごくあったそうです(エアガンはおもちゃですけどw)。
◎外観チェック
まずはマルイの純正マガジンと比較してみましょう。
かなり使い込んだ純正マガジン(ベースだけ社外品)でスイマセン。
上部のリップ部分へつながるプレスラインが若干違いますが、一見してほぼ同じ。
フォロワーやリップも流用できそうです。
背面も同様。残弾確認用のホールは再現されていますが、グロックマークはありません。
写真はガーダーフレームの改造ですが、本体への出し入れもスムーズです。
、
ただし、放出バルブがちょいと違っています。
外からEリングが見えるタイプ。実射性能はどうなんでしょうか。
海外製ということで気になる注入バルブは・・・。
やっぱりアチラのガス用で、国内の134aだと注入しにくいタイプです。
ライラクスの汎用バルブやモスカート用の注入バルブが使えるといいんですけどね(未確認です)。
※追記※
国内では「WE用注入バルブ(日本仕様)」が発売されています。これに取り替えたところ、問題なく134aがチャージできました。実売価格は350円なので、交換はマストです。
そして最大の特徴である重さは!
なんと約110g!
マルイ純正マガジンが310gですから、ほぼ1/3という重量。
つまり、3本携帯しても1本分の重さで済むわけです。
こ れ は か る い !
◎実射チェック
いくら軽くても、撃ってダメだと意味がありません。また、海外製ということで初速も気になります。
そこで!初速チェックをしてみました。
マルイ純正 WE樹脂製
1発目 70.5 71.2
2発目 70.8 71.4
3発目 71.5 70.7
4発目 70.8 70.2
5発目 70.1 70.4
単位はm/s
気温20℃の屋内にてX3200を使用
BB弾はマルイ0.2gベアリングバイオ弾
おぉっ、純正マガジンとまったく変わりませんね!
普通に互換品として使用できますが、実際に撃ってみると冷えてからの復旧が若干遅いかなと思えました。
ただ、これは10発20発を連続で撃ち込んだ場合で、一般的な使い方ではそれほど問題にはならないはず。特に気温が20℃以上あれば、問題なく発射できるでしょう。
また、軽いといっても110gあるので、マグキャッチを押すとスルリと抜け落ちてきます。
そして軽いのでそのまま地面に落としちゃっても壊れにくい!なおかつフローリングの床が凹まない!タイルが割れない!
シューティングマッチでも有効と思われます。
ちなみに、ベースのミゾの部分をほんのちょっと削るだけで、マグプルのレンジャープレートが付きます。
こんな感じで「軽い」「実射も大丈夫」というオススメの樹脂マガジン。
現地での価格は30ドル(約3,000円)弱です。
「エアガンは重くないとダメ!」という人には不向きですが、携帯性や扱いやすさを考えると「軽いは正義」といえます。
近いうちに国内のショップにも入荷するでしょうから、興味がある人は要チェックですよ!
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