航空分野などのメディア事業を手掛けるイカロス出版より、書籍『軍用センサー EO/IRセンサーとソナー』が発売されました。
■軍用の赤外線センサーやソナーの本はあまりない
兵器の本はいろいろありますが、最先端の現代兵器のさまざまな技術を、理系でない方々にもわかるように解説した本はあまり見かけません。
本シリーズ《わかりやすい防衛テクノロジー》は、マイナビニュースで著者が長期連載する「軍事とIT」をベースに、ややマニアックな内容を親しみやすい言葉で、現代兵器の原理やしくみを解説するものです。
シリーズ5冊目として発行する本書は、現代の軍事において使用されている、光と音のセンサーについて扱ったものです。
■写真や図を見ながら、しくみや使い方を理解できる
光と音のセンサーとは、具体的には可視光線、赤外線、紫外線のセンサーとそれを利用した暗視装置やレーザー技術のことであり、水中においては唯一遠くの脅威を感知することが可能な音のセンサー「ソナー」のことです。
本書では主にそのしくみ、代表的な製品、使い方や効果などについて、写真や図をはさみながら紹介しています。
個々の兵器や製品について詳しくなれるわけではありませんが、現代の戦場において、どのようなセンサー技術が使われ、どのようなことが可能になっているのかが、ひととおり理解できます。
本シリーズ4冊目の『軍用レーダー』とセットでお読みいただければ幸いです。
■本書は以下のような方におすすめです
防衛省・自衛隊、防衛装備庁および防衛産業にお勤めの方
現用兵器のしくみを基本的なところから知りたい方
■紙面イメージ
■本書の構成
可視光線・赤外線センサーのしくみを紹介
可視光線・赤外線センサー各種の使い方などを紹介
音響センサー(ソナー)のしくみを紹介
音響センサー(ソナー)各種の使い方などを紹介
磁気異常、地震観測などのセンサーの軍事利用を紹介
■著者プロフィール
井上孝司(いのうえ・こうじ)
1966年7月生まれ、静岡県出身。1999年にマイクロソフト株式会社(当時)を退社してフリーライターに。
現在は航空・鉄道・軍事関連の執筆を手掛けるが、当初はIT系の著述を行っていた関係でメカ・システム関連に強い。
著書に『戦うコンピュータ(V)3』『現代ミリタリーのゲームチェンジャー』(潮書房光人新社)、『空母がよ~くわかる本』(秀和システム)、『F-35とステルス』『作戦指揮とAI』『無人兵器』『軍用レーダー』(イカロス出版、わかりやすい防衛テクノロジー・シリーズ)など。共著も多数。
このほか安全保障貿易情報センターの『CISTECジャーナル』への寄稿や、「未来技術2023-2032全産業編」(日経BP社)への参画も。
雑誌・専門誌では月刊『Jウイング』、隔月刊『Jシップス』、季刊『新幹線エクスプローラ』(イカロス出版)、『航空ファン』(文林堂)、『軍事研究』(ジャパン・ミリタリー・レビュー)、WEBメディアでは「マイナビニュース」のほか、「トラベルWatch」「Jディフェンスニュース」などに寄稿。
■書誌情報
書名:軍用センサー EO/IRセンサーとソナー
著者:井上孝司
発売日:2024年9月21日(土)
仕様:A5/ 144ページ
定価:2,200円(本体2,000円+税10%)
◇Amazonの書籍情報ページ:
https://amzn.asia/d/16HlcoH
◇イカロス出版の書籍情報ページ:
https://books.ikaros.jp/book/b10086914.html
【イカロス出版株式会社】
『月刊エアライン』を中心に航空、鉄道、ミリタリー、レスキュー分野で出版活動を展開。
さらに旅行、通訳・翻訳、ライフスタイルなどの分野でも多くの出版物を展開しています。