本物の兵士はサバゲーでも強いのか?
サバゲーマーなら1度は思う事があるかもしれません。
「サバゲールールなら本物の兵士に勝てるかも?」と。
先に申し上げますと、サバゲーと実際に人と人が命を懸ける戦闘行為は別物です。
それを踏まえた上で、本題である「本物の兵士はサバゲーでも強いのか?」についての考察をおこなってみましょう。
戦力的に大差は無い
本物の兵士がサバゲーマーとして参加しても大幅な戦力アップには繋がらない、という声が多く聞かれます。
サバゲーには地雷も砲弾もありませんし、戦車や航空支援もありません。
実情としましては、サバゲーという「競技」に、プロの兵士は慣れていないでしょう。
「人が死なない」のでサバゲーマーは無茶な戦術を行われたりする中で、「本職」の方々が持つセオリーがそのまま通用しない事が多々ありますね。
道具の違い
最近のエアガンは大変リアルですが、実銃とは中身も運用方法も違います。
反動はほぼないですし、1マガジンで300発も入りませんし、HOP弾道の特性を使った曲射など、本物では実現出来ないような真似もエアガンでは可能ですし、何より威力が違います。
エアガンでは20m先のブッシュを抜けるかも怪しいものです。
そういう特性を持つのがエアガンであり、そしてサバゲーではその道具をうまく使えるか、というのもポイントだと思いますが、やはり先述したように、兵士は実銃を扱うプロであり、エアガンのプロではありません。
実戦の場合
これが実際の戦場となると話はまるで異なります。
例えるなら、サバゲー上級者はどこかの民兵組織と同じくらいの戦力であり、鍛え上げられた実戦経験豊富な兵士に対抗するには、10倍以上の戦力が必要と言えるでしょう。
サバゲーのプレイヤーは、限られたフィールド内で補給を気にせず最低限の軽装備で撃ち合う強さを競い合い、本物の兵士は、数キロメートルも自分の食糧や装甲などを合わせた数十キロの装備を持ち歩いて、何日も何日も殺し合いを続けます。
仮に実銃を用いて両者が戦闘した場合、最初の数十秒間はサバゲープレイヤーは果敢に戦うでしょうが、最初の1人が死亡してから立て続けに人員を失い続け、やがて兵士のグループに負ける事でしょう。
サバゲーマーは「本物の死」に直面する事がまず無いからです。
「本当に死ぬ」という恐怖心からチームワークどころでは無くなり、すぐに撤退を始めるのは想像に難くありません。
一方、兵士側のチームは日々死に直面し、生き延びる為に必要な知識と経験を実践してきた人々です。
目の前で仲間が粉々になっても、すぐに冷静さを取り戻して必要な行動に移れるよう訓練されています。
結論としましては「餅は餅屋」と言いますか、サバゲー経験のないプロの兵士よりも、サバゲー上級者の方がサバゲールールでは有利と言えるのではないでしょうか。
もちろん、条件付けでシチュエーションは変わってくるので、プロの兵士が複数人いて組織力を駆使されるということになれば、また話は変わってきますが…。
ともあれ、サバゲー仲間で、このようなテーマを討論するのも楽しいものです。