漫画ファン、アニメファン、SFファンの中で「攻殻機動隊」という名前を知らない人は少ないのではないでしょうか。
1991年10月に原作者であり漫画家の士郎正宗氏による「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」が刊行され、1995年に押井守監督の「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」が公開され海外でも高い評価を受け、以降テレビアニメやコミカライズ、ノベライズ、ゲーム化、実写映画化等々、未だに現役のコンテンツと言えます。
今回は「攻殻機動隊」の主人公である草薙素子(くさなぎ もとこ)が使用する銃である「セブロ」について触れていきます。
セブロについて
士郎正宗氏が手掛けた「攻殻機動隊」の他にも「アップルシード」などで登場した【セブロ】ですが、先に結論を言ってしまうと、「セブロ」はフィクション上での銃であり、現在サバゲーなどと言ったリアルで使用出来るエアガン等は存在しません。
ですが、ここではあえて、草薙素子や他のキャラクターが使っていた銃について解説させて頂きます。
セブロ M-5 3.5in.
セミオート
ダブルアクション
装弾数:19+1発
使用弾薬:5.45×18mm
草薙素子がよく使っている、公安9課制式採用のハンドガンです。
小型の為持ち運びに便利。
弾薬は打撃力よりも貫通力を重視したものになっており、違法な性能のサイボーグとの戦闘を意識しているようです。
セブロ C-26A
セミ・フルオート
装弾数:50発
使用弾薬:5.45×45mm
レーザーサイト付き
サプレッサー装着可能
公安9課制式採用のブルパップ式アサルトライフルで、劇中でも頻繁に出て来ます。
サブマシンガン扱いされている事がありますが、弾薬サイズからアサルトライフルと言えます。
セブロ C-30
セミ・フルオート
装弾数:50発
使用弾薬:5.45×45mm
レーザーサイト付き
光学式サイト付き
グレネードランチャー付き
QRS照準対応
セブロ C-26Aの拡張バージョンです。
ロングバレル化されています。
デザイン的にはFN F2000が近いです。なので、参考までにFN F2000の画像を上げておきます。
セブロ C-40A
NETFLIXオリジナルシリーズである「攻殻機動隊SAC 2045」で登場した銃。
劇中で草薙素子やバトーが使用していました。
先にも述べましたように、「攻殻機動隊」で登場した銃である「セブロ」はエアガンはおろか、現在ではカプセルトイ等でも正規ルートでは入手困難な状況です。
攻殻機動隊と言えば映画版ないしテレビ版のアニメを思い起こすかたが多いでしょうが、原作はあくまで士郎正宗氏です。
士郎正宗氏の漫画はとても緻密で、時に難解と感じる描写も多いですが、それゆえにむしろコアなファンが今でも多く存在します。
本記事で興味を持って頂いたかたは、是非全ての始まりとなった原作漫画版を拝読されてはいかがでしょうか。
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