【新刊】『海軍兵学校長の言葉』を刊行

専門書を中心とした書籍の出版を手掛ける三和書籍は、『海軍兵学校長の言葉』(2,500円+税)を刊行しました。
全国の書店や、Amazon、楽天ブックスなどのインターネット書店でお求めいただけます。

『海軍兵学校長の言葉』の詳細は、以下のURLからチェック。

https://sanwa-co.com/海軍兵学校長の言葉/

激動の時代に信念を貫いた
真殿 知彦 著
四六判 288ページ
価格2,500円+税
ISBN978-4-86251-508-7

 

学校の開校、リストラ、校内暴力、外国人教師の招聘、地方移転、ゆとり教育、英語教育、オリンピックの延期・中止問題、戦争、そして閉校。

明治~昭和の激動の時代に海軍兵学校で起こったことは、現代に重ね焼きされるようだ。

海上自衛隊幹部候補生学校(江田島)と、海上自衛隊幹部学校(目黒)の両方の学校長を務めた著者が、歴代校長の言葉で歴史を振り返り、激動の時代のリーダー像に焦点を当てる。

 

目次

第1章 黎明期 ~荒れた学校から紳士の教育機関へ

●生みの苦しみ「海軍兵学寮」

●幅広い優秀な人材を集めることを企図した入学資格

●勝海舟に「海軍はやめた方がいい」

●カオス状態の「荒れた学校」

●〝親分校長〟の登場

●自分と教授は昇任、生徒はリストラ

●三人の海軍大将が幻になっていたかもしれない

●ダグラス軍事顧問団による混乱と変革

●やりすぎたダグラスの突然の帰国

●ポスト中牟田時代の校長たち

●怒り狂う榎本海軍卿、更迭される仁礼校長、飛ばされる権兵衛

第2章 発展期 ~江田島移転と海軍教育の確立

●江田島移転の大英断はなぜ行われたか

●「赤レンガ」がない、揺れる「東京丸」、築地に戻りたい

●海軍大学校創立と「海大の父」坂本俊篤

●マハンを呼べ

●海大教育の功労者 島村・山屋・秋山で完成する海軍戦術

●人気投票第一位 島村速雄の「単縦陣」

●「他人」が作った「円戦術」

●天才秋山が完成させた「海軍戦術」

●時代の寵児「山本権兵衛」

●反本省派(反権兵衛派)二人の兵学校長

●中牟田の首を切れ

●海軍教育グランドスラム達成者

第3章 束の間の平和 ~傑出した兵学校長たち

●軍縮の時代到来

●海のない米沢が生んだ海軍大将:山下源太郎

●「よいことならやろう」主義

●軍艦を売って、大講堂を建設

●日本海軍が生んだ逸材:鈴木貫太郎

●国際情勢と「武士道」教育

●鉄拳制裁の禁止

●たかとの再婚と四発の銃弾

●もう他に人はない

●「真面目」校長:谷口尚真

●ブチ切れる東郷平八郎

●「ゆとり教育?」:物議を醸した「ドルトンプラン」

第4章 危機 ~戦争勃発から終戦、そして海軍兵学校の解体

●「五省」の導入:松下元

●太平洋戦争開戦までの海軍兵学校長たち

●「任ちゃん」校長と日米開戦

●「戦下手」と言われた海軍兵学校長:井上成美

●歴代海軍大将の写真なんかはずせ

●軍事学より普通学を

●青田を刈っても米は取れない

●英語は絶対にやめない

●終戦工作:井上成美と高木惣吉

●最後の海軍兵学校長:栗田健男

第5章 再興期 海上自衛隊幹部学校に招聘された二人の海軍提督

●高木惣吉の幹部学校特別講義

●海軍大将山梨勝之進の幹部学校特別講義

●歴代海軍兵学校長たちの最期

 

著者プロフィール

真殿 知彦(マドノ トモヒコ)
1966年千葉県松戸市生まれ。1985年に筑波大学附属高校を卒業。
1989年に防衛大学校を卒業後、海上自衛官に任官。
2001年に筑波大学大学院地域研究研究科修士課程を修了。
その後、アジア太平洋安全保障研究センター(ハワイ)、NATO国防大学(ローマ)の課程修了。
海幕防衛課長、第二航空群司令、海上自衛隊幹部候補生学校長、統幕防衛計画部副部長、横須賀地方総監部幕僚長、海上自衛隊幹部学校長などを経て、現在海上幕僚副長。


引用元:valuepress
https://www.value-press.com/pressrelease/322811


 

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