人気アニメ「幼女戦記」で登場した銃

『幼女戦記』は原作者カルロ・ゼンによるライトノベル及びその元となったオンライン小説です。
その後書籍版をベースに漫画、アニメ、映画とメディアミックス展開が行われている大ヒットシリーズです。

幼女戦記とは



21世紀現代社会の日本、合理主義者のサラリーマンである主人公は、会社で切り捨てた部下に逆恨みされ命を落としてしまう。
しかし、死の間際に創造主を名乗る存在『X』が現れ、信心深さのなさに愚痴りながら主人公に怒りの矛先を向け、信仰心を取り戻させるために別世界に転生させてしまう。

孤児の『ターニャ・デグレチャフ』に転生した主人公は、魔法技術が発達した世界で楽々な生活を送るため、軍人となり後方勤務を目標とするのだが、なぜか正反対の前線へと送り込まれてしまうのである。
そんな『幼女戦記』に登場する銃を、いくつかご紹介します。

モンドラゴンライフル/M1908 (Mondragón Rifle)』(SIG/スイス)

こちらはターニャや、帝国の航空魔導士達が魔法を撃つための杖として使用していた銃になります。
実銃はメキシコ陸軍の主力歩兵銃として開発されましたが、メキシコの工業水準では生産が困難だった為、外注する事になり、完成されたM1908は高価だった上、追い打ちをかけるようにメキシコ革命が起こり発注自体がキャンセルとなる等、色々と不憫なモデルだったようです。

そんな『モンドラゴン/M1908』に目をつけたのがドイツ帝国陸軍航空隊です。
空中戦では、陸戦(砂利や泥による故障)のようなトラブルを避けることができることから、1915年にこの小銃を採用する事になります。
空軍に採用された『モンドラゴン』はドラムマガジン(30発式)、半自動のみに変更され、航空機関銃(同期装置を備えたフォッカー アインデッカー:1915年6月)が装備されるまで使用されることになります。
2023年7月現在では、まだエアガンの発売はございません。

ルガー P08 8インチ

 

幼女戦記に登場するドイツ軍の制式採用ピストルです。
1914年の1年間だけ製造した(諸説あり)という、いかにもマニアックなモデル。
ルガー好きのコレクション用として最適のモデルですが、トグルアクションのブローバックは独特の撃ち味で、撃っても楽しく、多くのファンにお勧め出来ます。

M1 ガーランド

 

こちらは、レガドニア協商連合の航空魔導士が杖代わりに使用していた銃になります。
アニメでは銃剣を着脱できるタイプの物を使用しておりました。
実銃ではスプリングフィールドM1903の後継として開発された自動小銃で『ガーランド』の名前は開発者の『ジョン・C(キャンティアス)・ガーランド』から来ています。
エアガンとしては、国内外のメーカーから多数発売されており、エアコッキング、ガス、電動と自分の好きなタイプの物を使用することが出来ます。

以上、簡潔ではありますが、『幼女戦記』で使われている銃の紹介をさせて頂きました。
ファンの方は既に購入済みでゲームに取り入れていらっしゃるかもしれませんが、まだのかたは、これを機会に検討されてみてはいかがでしょうか。

 

image Credit:

https://commons.wikimedia.org
https://www.amazon.co.jp/

鉄乃蜘蛛

鉄乃 蜘蛛(くろがねの くも)と申します。大まかに言って物書き。創作もやります。第12回HJ文庫大賞 奨励賞 「勇者(おれ)は魔王の門番人(ゲートキーパー)」発売中。
【好きな物】映画、漫画、音楽、小説、アニメ、ファッション、格闘技観戦、牛肉、海鮮、ラーメン、その他炭水化物
【嫌いな物】唐辛子
【尊敬する人】藤子・F・不二雄先生

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