『バイオハザード』は言わずと知れた国民的サバイバルアクションゲームです。
1996年に初代PlayStationから発売され、海外で映画化もされ、そして最新作の『バイオハザード RE:4』も大人気です。
歴代バイオシリーズの中では数々の銃器が登場していますが、その中でもミリタリーファンの心をくすぐった銃器を今回はピックアップしてまとめてみることにしました。
H&K VP70
H&K VP70は、ドイツのヘッケラー&コッホ (H&K) 社が開発・発売していた世界初のポリマー製フレームを持った自動拳銃です。
・単純で確実な作動機構を持つ
・合成樹脂(ポリマー)を多用することにより、生産にあたって高度で複雑な金属加工を必要としない
・高価で加工の面倒なステンレス鋼を使用しなくとも錆に強いためメンテナンスが容易
・上記の点から、同規格の弾薬を用いる拳銃に比べて堅牢で、安価
と、当時としては革新的な拳銃として設計されました。
発表当時としては斬新なデザインと特異な機構から銃器愛好家の間では人気が高く、特に生産数の少ない9x21mm弾型はコレクターの間で高価で取引されています。
ゲーム内での初登場は『バイオハザード2』からで、主人公レオンの初期装備でもあり、最新作の『RE:4』でも『マチルダ』の名称として登場していますね。
ベネリM3
ベネリM3は、イタリアのベネリ社がベネリM1・M2の後継モデルとして開発した散弾銃です。
その完成度の高さから米国の警察機関を始め、世界中のSWATチームが採用しており、海上自衛隊もピストルグリップ・折り畳み銃床型のM3Tを採用しており、各護衛艦に搭載しています。
バイオシリーズでも、ゲームキューブ版の1、3、4、5等で、それぞれ名称が違いますが、『アサルトショットガン』『ライオットガン』『ショットガンM3』と言ったかたちで登場しています。
ナイフとハンドガンしか所持していなかった状態からこの武器を手にして一気に頼もしくなったプレイヤーも多かったのではないでしょうか。
デザートイーグル
デザートイーグルは、イスラエル・ミリタリー・インダストリーズ社(IMI)とマグナムリサーチ社が生産している自動拳銃です。
50AEは、発売当時、最強の威力を持つ拳銃用弾薬とされており、現在でも一般販売される自動拳銃用弾薬としては最大級の威力を持っております。
マグナムにありがちな『小柄な人間や女性・子供が撃つと肩の骨が外れる』などの誇張した表現が見受けられますが、実際は射撃姿勢や扱い方の影響が大きく、非力な人物でも正しい姿勢ならば、デザートイーグルを撃つことは可能です。
『バイオハザード2』で主人公のレオンが対ゾンビ用のリーサルウェポンとして使用されている事でも一部で有名ですね。
RPG-7
RPG-7は、旧ソ連の開発した携帯対戦車擲弾発射器です。
ベトナム戦争から使用され対戦車兵器としては旧式化しつつある一方で、安価、簡便である為、途上国の軍隊や武装勢力、民兵が好んで使用し、世界各地の武力紛争において広く用いられています。
また、現代でもAK(カラシニコフ突撃銃)とともに、世界各地の紛争で頻繁に使用されております。
バイオシリーズでも『4』『5』『6』他で登場していますね。
以上、ごく一部ではありますが、ゲームのバイオシリーズで登場した銃器をご紹介しました。
これらの銃器はいずれもモデルガン化されておりますので、ぜひ観賞用、サバゲー用としてお楽しみくださいませ。
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