去年の12月17日に、タミヤのプラモデル『1/48 ロッキード マーチンF-35A ライトニングII』が発売されました。
税込み9,680円。
その評判は『F-35Aのプラモデルの決定版』と絶賛されているようです。
今回はそのモデルと、元になった実機をご紹介しましょう。
F-35AライトニングⅡとは
F-35 ライトニング IIはアメリカ空軍の統合打撃戦闘機(JSF)計画に基づく、単発単座のステルス多用途戦闘機であり、アメリカ合衆国の航空機メーカー、ロッキード・マーティンを中心とする複数の企業によって開発され、2016年に運用開始されました。
最初から多用途戦闘機として開発されたため、対地攻撃能力や電子装備の充実度はF-22を超えると言われています。
また、日本にも2018年から配備が開始されております。
F-35Aを含むF-35シリーズはアメリカ、イギリス、カナダ、そしてその同盟国による統合打撃戦闘機(JSF)計画で生まれました。
この計画はアメリカの空軍などで使われるF-16、海軍で使われるF-18、地上攻撃機A-10、イギリスの垂直離陸戦闘機シーハリアー、カナダ空軍のCF-18などの機体の後継機を1つの機体のバリエーションでカバーしようという開発計画です。
つまり、高い空戦能力と爆撃能力に加え、空母に使用できるような短距離離着陸、さらに垂直離着陸性能までを1つの機体をベースに派生型で実現しようとする物でありました。
タミヤモデルについて
全長326mm、全幅222mmのビッグサイズにタミヤならではの精密な造型技術を活かしたディテール表現がぎっしりと盛り込まれています。
模型を組む事で、F-35Aの特徴をしっかり学ぶ事ができるでしょう。
今回のプラモデルのモチーフはF-35A。
大きな特徴は従来の戦闘機と大きく異なるなめらかなラインを描くそのシルエット。
これはレーダー波をそらすための形状であり、垂直尾翼が機体に対し直角ではなく傾斜していたり、エンジンノズルや主脚格納庫にはのこぎりの歯のような鋭角的な形状となっているのも、レーダー波から捕らえにくくなります。
F-35Aは戦闘機同士の空中での戦いだけでなく、地上への攻撃能力も想定されています。
機体内部に兵装庫(ウェポンベイ)を備えており、ここに空対空ミサイルや、空対地のミサイルや爆弾を搭載、ウェポンベイを閉じておくことでステルス能力を持ったまま運搬可能、開くことで内部のミサイルや爆弾を使用可能となっております。
タミヤ「1/48 ロッキード マーチンF-35A ライトニングII」は特徴的な機体形状や表面処理をモールドで再現、様々なセンサーをクリアパーツで表現しています。
※製作中に部品を破損、紛失した場合はこちらで個別にご購入いただけます。
今回は最新戦闘機であるF-35AライトニングⅡと、タミヤが忠実に丁寧にプラモデル化された事をお伝え致しました。
『立体化されたF-35Aの資料』とさえ言える本モデル。
プラモデル好き、そして戦闘機好きの方からも興味を持たれる逸品と言えるでしょう。
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