パスタ料理はソースとパスタ茹で用の2つの調理器具が必要なので、洗い物をなるべく出したくないキャンプでは調理しづらいもの。
しかし、水分を飛ばすやり方なら、メスティン一つでも本格的な味のするパスタが調理可能だ。
器具と材料
基本の器具と材料だ。トッピングなどは無い、一番基本的なものを紹介し、アレンジは後述する。
【器具】
メスティン
サバイバルナイフ
ガスコンロ
【材料】
スパゲッティ 100g
ニンニク 1欠片
オリーブオイル 大さじ1
鷹の爪 1本
水 350cc
塩 小さじ1
調理手順
手順についても一番基本的かつ簡単なものを紹介する。
こちらもアレンジは後述する。
1.ニンニク1欠片と鷹の爪を薄く輪切りにする
2.メスティンにオリーブオイル大さじ1を引く
3.1の具材をメスティンに入れ、中火で炒める
4.ニンニクの色が変わってきたら水350ccをメスティンに入れる
5.塩小さじ1をメスティンに入れ、火にかけて沸騰させる
6.パスタを半分に折り、メスティンに入れる
7.中火で水分が飛んでとろみがつくまで茹でて完成
8.味が足りなく感じる場合は塩を追加で振りかける
アレンジ
ロングスパゲティ
まずはスパゲティについて。
スパゲティを折ると、標準的なスパゲティよりは短くなってしまうが、本来の長さで食べたいという声は多く聞く。
その場合は、スパゲティを入れるタイミングで、スパゲティの束をメスティンに押し付けるようにして、徐々にお湯に入れていこう。
先端から柔らかくなっていき、半分程度曲がるようになれば、全体をお湯につけることができるようになるはずだ。
この方法は、メスティンを下に押し付けるので、火元がある程度安定していないと危険だ。
必ず安定した所で、安定した器具でやろう。
味付けについて
この方法だと、スパゲティがしっかりと煮汁を吸うことができるので、出汁による味付けが可能だ。
塩を減らして、水を入れるタイミングで白だしやコンソメ等を入れることで味を付けるのもいいだろう。
色合い
そのままだと色合い的に地味なので、最後にパセリ等で緑を増やすのもいいだろう。
バジルで香りを足すこともできる。
味付けを少し濃くして、アスパラガスやキノコなどの具材を入れることも可能だ。
具材はパスタと一緒に煮てしまおう。
ペペロンチーノはシンプルなスパゲッティだが、シンプルなだけに、実は調理方法が繊細で、難易度は低くない。
しかし、この方法で調理することで失敗しづらく、洗い物も少なくできる。
また、これをベースにして様々なアレンジも可能だ。
自分なりの色々なアレンジを試してみよう。