思ってもいないタイミングで、急に人気となるトイガンが現れる時が、しばしばある。
最近では、このストライクウォーリアがそうだ。
人気の理由はアニメ作品「リコリス・リコイル」で主人公が使用しているからという見解が濃厚だ。
東京マルイ ガスブローバックハンドガン ストライクウォーリア
ストライクウォーリアはストライクガンと呼ばれる、超近距離での戦闘を想定したタイプの拳銃となっている。
そして、その最大の特徴はストライクプレート・コンペンセイターだ。
スパイク加工がされたストライクプレートとなっているので、ギザギザした肉たたきのような先端となっていて、かなり特徴的なデザインとなっている。
これはデザイン性もさることながら、発射時の滑り止めの役割も果たしている。
ストライクガンは、戦闘時の想定として、超至近距離での戦闘を前提としているが、実際にそうなった場合に、相手とのもみ合いが発生する可能性が高い。
そうした場合にストライクプレート・コンペンセイターの役割が重要となってくる。
ストライクガンの特徴
通常の銃の場合、銃口を押されるなどして銃口が圧迫された場合、撃鉄が落ちなくなる構造となっている。
そのようなケースでも、ストライクプレートが装備されているストライクガンにおいては、発砲が可能となっているのだ。
加えてスパイク加工により、相手に触れている時に滑りを防止する機能が備わっていて、狙いがぶれにくいという特徴がある。
ゼロ距離射撃という、まさに超至近距離での使用が想定されているのが、このストライクウォーリアの特徴だ。
しかしながら、ガスガンは、やや使いづらい部類に入るかもしれない。
重量は通常の拳銃よりも、重めとなっていて、弾速が不安定となっている。
だが、そういった点はインナーバレルの延長など、カスタマイズすることで解決することができる。
とはいえ、このようなデメリットも含め、アグレッシブに接近する、インファイトが好きな上級者向けのガスハンドガンと言えるだろう。
リコリス・リコイル作中での活躍
リコリス・リコイル作中では、主人公の千束が愛用している拳銃とされている。
とはいえ、細部で違う部分は多々ある。
デザインを考えるうえで参考にしたモデルの一つというのが正確だろう。
作中のガンアクションシーンの半分以上は千束が活躍する場面となっており、そのため必然的に、ストライクウォーリアの登場シーンも多く描かれている。
超人的な反応速度で相手の銃弾を回避し、至近距離へと近づいて非殺傷のゴム弾を打ち込み制圧するというのが千束の戦闘スタイルだ。
このような戦闘スタイルに、ストライクガンはマッチしていると言えるだろう。
image Credit:
https://www.tokyo-marui.co.jp/products/gas/blowback/259
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