ミリキャンをするからには、作るのもミリタリー関係のものを作るとムーディーだ。
そこで、今回は木更津駐屯地の名物メニュー「はかりめ丼」を紹介しよう。
・はかりめ丼とは
はかりめ丼とは、千葉県富津市のご当地グルメだ。
B級グルメブームでも有名になった。木更津駐屯地の食堂でも人気のあるメニューだ。
地元ではアナゴのことを「はかりめ」と呼んでいる。
アナゴの側面に並んでいる白い斑点が、天秤の目盛、秤目に似ていることから、はかりめと呼ばれている。
昨今の天秤には付いていないか線の目盛りとなっているのでイメージしにくいが、真ん中の支柱を基準に、両側に皿を吊るす、一番原始的なタイプの天秤には、点のタイプの目盛りが付いているものがある。
この記事で紹介するのは錦糸卵が敷いてある木更津駐屯地の食堂を基にしたはかりめ丼だが、バリエーションは様々だ。
錦糸卵の代わりに刻み海苔が敷いてあるもの、刻み海苔が添えてあるもの、白ゴマが振りかけられているもの等がある。
・はかりめ丼のレシピ
材料(2人前)
洗った米 2合
水 350ml
アナゴの蒲焼き(タレ付き) 大2キレ
錦糸卵 40g
紅しょうが 15g
調理手順
1.洗った米2合と水350mlをメスティンに入れ、30分放置する。(浸水時間)
2.蓋を閉じて15分中火にかける。
3.火を止め、20分間蒸らす。
4.3の間にアナゴの蒲焼きを焼く。スキレットにアナゴの蒲焼を並べ、付属のタレを半分と、酒大さじ4杯をアナゴの蒲焼にかける
5.スキレットを火にかけ、弱火で4分焼く。
6.ご飯を蒸らし終わったら、メスティンの蓋を開け、タレの半分を、なるべく満遍なくご飯にかける。
7.錦糸卵を満遍無く全体に散らし、紅しょうがを添える。
8.アナゴの蒲焼をメスティンに乗せる。
9.メスティンに残ったタレを煮詰めてトロトロ状態になったら、アナゴの蒲焼にかける。
10.完成
・はかりめ丼のアレンジレシピ
今回はタレを2分割して使ったが、それだと味が薄い。
または、アナゴの蒲焼やご飯にたっぷりとタレをかけたい場合は、市販のタレを追加で使うといいだろう。
アナゴの蒲焼を焼く際に、タレを洗い流してから焼くと、ふっくらと柔らかい仕上がりとなる。
ひと手間を惜しまない人は、そちらの方法でやってみてもいいだろう。
前述のバリエーションのような、刻み海苔を敷いたり、トッピングする。
ワサビや紅しょうがを添える等、はかりめ丼のバリエーションを再現するのも面白い。
また、アナゴをウナギにし、山椒をかけることで、ウナギ丼のレシピにも応用できる。
ということで、はかりめ丼の再現度を残しつつ、ミリキャンに合った形でレシピ化してみた。
千葉県富津市のご当地グルメ、そして木更津駐屯地の名物メニューを、是非とも味わってほしい。
image Credit:https://www.amazon.co.jp/