野外炊具1号(22改)のプラモデルが発売!その実車両の性能は?

ミリタリーの乗り物と言えば、空を駆ける戦闘機や、武骨で重厚な戦車。
もしかすると、水中に潜む巨大な潜水艦を思い浮かべるかもしれない。
2022年6月23日に発売されたのは、日本の陸上自衛隊の陰の主役である野外炊具1号(22改)と、1t水タンクトレーラ、そしてSKW-476 1/2tトラックのプラモデルだ。

 

・レスキュー活動にて現役で活用されている車両


戦車、戦闘機、潜水艦などは、演習でその機能が見られるものの、実際に活用されるのは戦闘状態になった時だ。
現代においては、そういった事態は未然に防がれることになるし、これからは電子戦による戦闘となっていくだろうとも言われている。
また、ロシアのウクライナ侵攻という強烈な反面教師も生まれてしまった。
今後はますます、物理的に戦争をするということは少なくなるだろう。

そんな中では、こういった車両が主役と考えることも出来る。
これらの車両は主に野戦用に使用される目的で開発されたが、戦闘状態とならなくとも、災害派遣などのレスキュー的な役割で使えるからだ。

 

・野外炊具1号の性能


本記事では、主に野外炊具1号について紹介していこう。
野外炊具1号には、どういった機能があるのだろうか?
米を炊く炊飯器は、1つで1回100人分の米を炊くことが可能だ。
この炊飯器が6基備え付けられているので、合計で600人分の米を一気に炊くことが可能となっている。

炊飯器6基はかまどとしての機能もあり、味噌汁を6釜で調理した場合、1500人分の調理が一気にできることになる。
他にも煮る、焼く、蒸す、炒める、揚げるといった、一通りの調理が出来るが、特に煮物が得意な性能をしている。湯を沸かすことでレトルト食品の湯煎も可能だ。

炊飯機能とかまど機能は同時には使用できないので、多くの場合、4基を炊飯に、2基を副菜の調理に使う場合が多い。
そういった機能を活用して食事一式を作る場合、45分以内に200人分の食事を作ることが可能となっている。

 

・炊飯器以外の機能


炊飯器やかまど以外の機能としては、回転式裁断カッターが備え付けられている。スペック上では約375kgの野菜を1時間で裁断可能とされている。
また、皮むき器としても使える。
このプラモデルのタイプは野外炊具1号(22改)なので、冷凍冷蔵庫が備え付けられているタイプのものだ。

プラモデルの名前上では「陸上自衛隊3 1/2tトラック(SKW-476)w/野外炊具1号(22改)& 1t水タンクトレーラ」となっている。
トラックがメインなので、前輪のステアリング稼働などのギミックは、主にトラックの方に搭載されている。

野外炊具1号は付属品に近いが、とはいえ、丁寧に再現された外見をミニチュアで見ることができるのは嬉しいものだ。

ファンキキ

ミリタリーとゲームと料理が好きなおっさん。
ウェブライター兼シナリオライター兼VTuberです。

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