開戦前のウクライナ軍が持っていなかった戦車たち
2022年2月にロシアがウクライナへの侵攻を開始(筆者はこれをロシア第1次攻勢と仮称します)して以降、大国ロシアに対して小国ウクライナは果敢に防衛戦を展開し、各地で善戦しています。その結果、想定外ともいえる大損害を被ったロシア軍は、戦力の立て直しと戦略変更のためいったん退きました。
このロシア第1次攻勢に際して、ロシア軍には損傷により行動不能になったものだけでなく、燃料切れや単なる故障、加えて戦意を喪失した乗員が乗り捨てていったものまで、放棄された戦闘車両がかなりの数あったと伝えられています。それらをウクライナ軍は鹵獲(ろかく)し、自軍の装備に組み込んだと言われていましたが、今回、ウクライナ国防省の公開画像でそれらの姿を確認することができました。
ウクライナ軍の識別カラーが左右のフェンダーに施されたT-80BVM戦車。このタイプの戦車をウクライナは開戦前、装備していなかった(画像:ウクライナ国防省)。
ウクライナ国防省が公開したのは、おそらく訓練中の戦車部隊を映したもののようですが、侵攻前からウクライナ軍が運用していたT-64BV戦車のほかに、同軍の固有装備ではないT-72B3戦車やT-80BVM戦車などの姿もあったのです。
これらはロシア軍が大量に運用している戦車であることから、ウクライナは再使用に際して、識別のため車体前面などにウクライナ国旗の構成カラーである青と黄色のペイントを施しています。
世界有数の戦車開発国だったウクライナ
ウクライナには旧ソ連時代から軍需工場がいくつも存在しており、現在もO.O.モロゾウ記念ハルキウ機械製造設計局やV.O.マルィシェウ記念工場といった、戦車の設計や生産における傑出した名門施設が活動を続けています。しかも、ロシア軍の主力戦車であるT-72B3などのT-72系やT-80系の戦車は、ウクライナもほぼ完全にメカニズムを掌握しているため、整備のみならず損傷の修理も当然ながら可能です。
訓練中のウクライナ軍戦車部隊。左手前に写るT-80BVM戦車は、車体側面に白く書いた文字をその後消したようだ(画像:ウクライナ国防省)。
現在、再編成を終えたロシア軍はウクライナ東部ドンバス方面で戦っていますが、これを迎え撃つウクライナ軍は、すでに鹵獲し再整備した「元」ロシア軍戦車を、自軍の戦車部隊に組み込んで実戦に投入しているという説があります。
また、5月末から6月頃と噂されているウクライナによる大規模な反攻作戦に、チェコやポーランドから送られてきた供与戦車とともに鹵獲戦車も大々的に投入されるというハナシもあり、鹵獲戦車にかんしては、未確認の情報が乱れ飛んでいるようです。
余談ですが、日本には相手が射た矢を射返すと必ず当たるという、古事記にちなんだ諺(ことわざ)として「返し矢恐るべし」という言葉があります。ウクライナ軍が修復や再整備を施した鹵獲戦車群は、やがてロシア軍にとっての「返し矢」的存在となるのでしょうか。
【了】
ようこそ!クラシックカーディーラーズへ!!
「Z」と書いとけば、何やってもへっちゃらだな
すべてロシアのせいに出来る
陸続きでも平原と山岳とで天地ほど違いますよ
島国も含めていずれにしても航空戦力が有効なの
それだからウクライナ軍が改造して再利用しているのだろ
「銃がなくとも、竹ヤリ作成はお手のもの」
再びこうやって人を騙していくんだろうな
嘘つきプーチンの口車に乗せられて戦場に駆り出されたロシア、どこまで戦意があるか
一方国を侵略されて破壊殺戮されたウクライナ、恨み骨髄ロシアを八つ裂きにしても飽き足らんだろ
どうなるか見もの
こりゃ、中共はまず台湾には来ないな。
それよりも増援としてロシアに軍隊を送り込んで
ロシア支配してほうが得だもん。
ここで、そのまま中華にロシアの天然資源を丸獲りされるのを
ユダヤ資本が指をくわえて見てるだけとも思えないが。
今はプーチンがロシアの国力を消耗させていくのを静観しているが、
もうすぐいろんな勢力が衰弱したロシアを奪い合いに行くかな?
更にウクライナの駒台には自動で香車や桂馬が補充されていく
ロシアは産油国だからガソリン足りてるのか?
安全確認のためにZって書いてるらしいぞ
向かない
一番。
援軍のフリして相手陣地内に進軍も
できるな
ロシアは突然進軍してきた。
宣戦布告すらやってない。
ならば戦時における国際法は通用もしない。
砲弾の供給どうすんだろ