ティルトローター機「MV-22B オスプレイ」のプラモデルが発売された

2022年4月4日に、「MV-22B オスプレイ」のプラモデルが発売された。

オスプレイと言えば、可変翼機として有名だ。
ローター部分はプラモデルも実際に稼動できるようだ。

・ティルトローター機MV-22B オスプレイ

MV-22B オスプレイとは、アメリカ合衆国のベル・ヘリコプター社とボーイング・バートル社が共同で開発したティルトロータータイプの輸送航空機。
ティルトローター機であるオスプレイの最大の特徴は、モード変更できるローターだ。

オスプレイが長距離を移動する際には、ローターが横向きになり、通常の航空機のように固定翼の形になる。
固定翼とはグライダーやジェット機のように、期待が前進することによって揚力を発生させる構造となっている。
固定翼機は、その構造上、移動速度が速く、後続性も高い。
しかし、ヘリコプターなど可変翼機のように垂直離着陸できないため、空港の滑走路や空母の飛行甲板のような専用の設備が必要となる。
そこで、オスプレイは、離着陸する際にだけ、ローターは縦向きとなる構造をしている。
ヘリコプターのような回転翼機になるのだ。

回転翼機は、地面に向かって空気の流れが出来るように回転するので、機体が動いていなくても揚力を発生させることができる。
また、翼の角度を変えることで前後左右の任意の方向へ移動、回転の速さを変えることで上下の高さも調整できる。
そのため、低空での飛行が可能となっていのだが、その代わりに、固定翼機のようなスピードは無い。
オスプレイは、ローターの角度を90度変更できるので、切り替えることによって、固定翼機と回転翼機、両方の特性を使い分けられるのだ。

・その他の性能

可変翼以外の性能はどうだろうか。

オスプレイは輸送機として設計されているので、ミサイルやロケット砲は搭載できない。
しかし、ミサイル警報装置やレーダー警戒受信機、赤外線警報装置など、守りに徹するように自営装備が搭載されている。

米空軍仕様では、チャフ/フレア投射装置、統合型無線周波数対抗手段装置、レーザー探知装置、指向性赤外線妨害装置も搭載されていて、多少なりともアクティブな仕様となっている。

・プラモデル「MV-22B オスプレイ」

ハセガワより完全新金型でキット化されたプラモデルのオスプレイ。

エンジンナセルは可動式になっていて、固定翼、回転翼、そして、その中間状態を再現可能といった構造だ。
主翼後縁のフラッペロンは取付け角度が選択可能。
また脚部品は、駐機状態と飛行状態を選択できるようになっている。

米海兵隊ではガンシップ化も検討しているというオスプレイ。
プラモデルも実物の方も気になる存在だ。

image Credit: https://www.amazon.co.jp/

ファンキキ

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