3月に再販されたガスガンM93RIIヘヴィウェイトを実銃も交えて解説

2022年3月30日にKSCからM93RIIヘヴィウェイトのガスガンが再販された。

高比重のヘヴィウェイト材を用いることで実銃の重量を忠実に再現する等、再現度が高い逸品となっている。

・M93RIIヘヴィウェイトの実銃は?

M93RIIヘヴィウェイトは、ベレッタM93Rのガスガンだ。
ベレッタM93Rは、1970年代後半のイタリアで要人警護のために使われた。
要人警護ではアサルトライフルや機関銃のような、小火器レベルの制圧力が必要とされていた。

しかし、それでは目立ってしまい、物々しい雰囲気となってしまうため、このベレッタM93Rが開発された。

ベレッタM93Rは拳銃サイズで、使用弾薬も一般的な9x19mmパラベラム弾と、一見、普通の拳銃だ。
だが、従来のベレッタよりもロングバレル化・ロングマガジン化がなされているため、制圧力が高くなっている。
そして、なんといってもベレッタM93Rの特徴は、セミオートと3点バーストの切り替え機能だろう。

・3点バーストとは?

3点バーストとは、銃の発射機構のことで、アサルトライフルや機関銃に多く採用されている機構だ。
3点バースト機構の銃は、一度引き金を引くと、3発の球が発射される構造になっている。
それに対してセミオートは、一度の発射につき1発の弾しか出ず、制圧力に欠けるのだ。

ベレッタM93Rは、セミオートで従来のような使い方も出来るが、制圧力が必要になる局面、あるいはベレッタM93Rの3点バーストを使い慣れてきた時に切り替えることができる。

3点バーストモードなら、アサルトライフルや機関銃のような制圧力を得ることが可能となる。
ベレッタM93Rは、ロングマガジン化による相談数の増加と、3点バーストによる連射が可能となり、制圧力が増したというわけだ。

・M93RIIヘヴィウェイトのガスガンの特徴

M93RIIヘヴィウェイトでも、ベレッタM93Rの最大の特徴である、セミオートと3点バーストの切り替え機能が再現されている。

それだけでなく、フルオートにも対応しているので、現代に合ったフル連射も可能となっている。
また、システム7エンジンを採用しているので、低温で動作不良を起こすガスガンの弱点が改善され、ブローバックのスピードも早くなっている。

トイガンメーカーの老舗KSCがリサーチした最新のデータに基づいて再構築されたガスガン、M93RIIヘヴィウェイト。
ベレッタM93Rのトイガン最大の特徴である3点バーストの切り替えを、是非とも味わってほしい。

image Credit: https://www.amazon.co.jp/

ファンキキ

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