昨今、NETFLIXオリジナルの作品が、次々と世に出ている。
NETFLIXオリジナル作品の中には、あまり評価が高くないものも存在するが、全体的にみると、そういった作品は少ない。
当たりが多いNETFLIXオリジナル作品の中でも、ミリタリー好きにオススメな作品を紹介していこう。
・スヘルデの戦い
スヘルデの戦いは、2020年に制作されたNETFLIXオリジナル映画作品だ。
監督は遊星からの物体X ファーストコンタクトを手掛けたマティス・バン・ヘイニンゲン・Jr.で、主演はヘイス・ブロム、ジェイミー・フラタース、スーザン・ラデルらが務めている。
スヘルデの戦いの舞台は第二次世界大戦中のベルギーとオランダ。アントワープ周辺での話だ。
主要人物は3人。
3人はそれぞれ、イギリス軍のグライダーパイロット、ナチス兵士、レジスタンスと、対照的な所属や立場をしている。
その3人の視点で描かれる群像劇だ。
また、スヘルデの戦いは、オランダ、リトアニア、ベルギーの3国の合作で作られているので、独自の雰囲気が味わえる。
・ジャドヴィル包囲戦 -6日間の戦い-
ジャドヴィル包囲戦は、2016年に世界同時配信されたNETFLIXオリジナル映画作品だ。
監督はリッチー・スマイスが務めている。
「The Siege at Jadotville: The Irish Army’s Forgotten Battle」という著書の映画化作品だ。
リッチー・スマイスの代表作は無いが、このジャドヴィル包囲戦が、2016年アイリッシュ映画&テレビ賞にて最優秀監督賞を受賞した。
同賞にて、最優秀助演男優賞、最優秀VFX賞も受賞している。合計3部門の受賞という事になる。
凄まじい兵力差の絶望的な戦争を、迫力ある映像で描いている。
また、戦闘シーンだけでなく、政治的要素についても評価が高い作品だ。
・砂の城
砂の城は、2017年に世界同時配信されたNETFLIXオリジナル映画作品だ。
元題は「Sand Castle」。
砂の城は、ほぼ直訳と言っていいだろう。
舞台は2003年のイラク。
イラク戦争の話である。
砂の城は、実際にイラク戦争に参加したクリス・ロースナーという退役軍人の実体験をもとに製作されている。
そのため、他の戦争映画と比較しても、戦争の生々しさが伝わってくる作りとなっている。
戦争の倫理観について考えさせられる一本だ。
NETFLIXオリジナルのミリタリー映画は、他にもまだまだある。
また、ミリタリーに関するドキュメンタリーも取り揃えられているので、気になる人はチェックだ。
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