元々世界中に植民地を持っていた歴史を持つフランスは、現在でも海外に領土や影響力のある旧植民地をたくさん持っています。そんなフランスにおいて海外への部隊派遣などはアメリカなどと同様に重要な任務であり、緊急即時展開の際に対応しやすい装甲車は大きな戦力の柱となっているそうです。
そんなフランスは、2025年に向けて次期の軽装甲車の購入計画がありますが、その候補になっているのがアルクース社のスカラベ(Scarabée:コガネムシの意)です。驚きなのはそのスカラベの高機動性!
スカラベは一見してただの高機動車に見えるんですが…よくよく見るとおかしな動きをするんです。え?どこがかって?
下の写真の後輪をよくご覧ください↓
そう!後輪までグイっと曲がってしまうんですね~。4輪駆動なのは当然としても、後輪まで舵角を付けられてしまう車は新しい発想かも。これは回転半径が小さくできるだけでなく、フォークリフトような動きもできるわけですから、相当狭いところでの機動性もあがるでしょうし、いろいろ便利そう。そしてもう1つ驚きの走り方がコチラ↓
もはやこの角度で走る意味がよくわかりませんが、対物ライフル対策とかなんですかね?
動画もあるのでちょっと見てみてください。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=OO-0rWTPH1M&w=660&h=402]
スカラベは屋根にも武装等を載せることも可能。通常の軽装甲車としての機能は持ちつつもこの機動性は確実に世界一と言えるでしょう。可動部分が多い分、耐久性や故障率なんかが気にはなりますが今後フランスが制式に導入を進めるのかどうか気になる所です。
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