誕生してから50年以上経つモデルガンは昭和の時代に熟成されたのに対して、エアガンは平成の時代に熟成された、いわば平成の申し子と言っても過言ではない。1988年に創刊され、2018年で創刊30周年を迎えた弊誌の節目となった号とともに、年代別にエポックメイキングなトイガンをピックアップ。1988年から2017年まで平成30年間におけるトイガンの歴史を振り返ってみたい。
1988年~1990年 エアコッキングガンからガスガン全盛時代へ
▲アームズマガジン1988年2月号(創刊号)/1988年12月号(月刊化)
■JAC FAL L1A1
L1A1とはイギリス軍の制式名称である。本家のL1A1はセミオートオンリーだが、このJACのL1A1はセレクティブファイアである。全体的にリアルに再現されてはいるが、全長が長いせいもあって剛性が低く、強く握ると本体から軋み音が絶え間なく聞こえていた
■トイテック キャリコM100
JACやアサヒファイアーアームズなどの製品に代表されるBV式フルオートガスガンが全盛の中、トイテックのキャリコM100はエアガン初の3点射バーストができる独自のフルオートメカを搭載したガスガンとして注目を集めた
■MGC スミス&ウェッソン M645
ガバメントと同じ.45ACP弾を使用するオートマチックピストルM645をスライド固定ガスガンとしてリアルに再現。内部にライフリングが施された「サイクロンバレル」を初めて搭載したモデルとして記憶に残っている
1991年~1995年 電動ガンとガスブローバックガンの誕生
▲アームズマガジン1992年8月号(創刊50号)
■東京マルイ FA-MAS F1
BV式ガスガンによるハイパワーゲームが隆盛を極めていた1991年、モーターによってピストンをコッキングする画期的なメカを搭載した東京マルイのFA-MAS F1がデビューした。安定した作動と高い命中精度、扱いやすさから一気に広まり、BVガスガンは廃れた
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