<作品DATA>
監督:デビッド・リーチ
出演:ライアン・レイノルズ、ジョシュ・ブローリン、モリーナ・バッカリン、ジュリアン・デニソン、ザジー・ビーツ、ブリアナ・ヒルデブランド、ジャック・ケシー、忽那汐里、カラン・ソーニ
2018年/アメリカ映画/原題『Deadpool 2』/R-15/120分
配給:20世紀フォックス映画
<公式サイト>
http://www.foxmovies-jp.com/deadpool/
6月1日(金)公開
© 2018 Twentieth Century Fox Film Corporation
<STORY>
最愛の恋人ヴァネッサとの幸せな生活を取り戻し絶好調のデッドプール(ライアン・レイノルズ)だったが、未来からやってきたマッチョな「マシーン人間」ケーブル(ジョシュ・ブローリン)がその平和な日常をブチ壊す。孤児院で暮らすミュータント少年ラッセルをなぜか執拗につけ狙うケーブル。今までになく手強い相手で独りじゃyとても敵いそうにない。デッドプールはひとクセもふたクセもある個性的なメンバーを集め、ほとんどパクりな“鬼やばスペシャルチーム「X フォース」”を結成するのだった。 だがしかし、戦いは予想のはるか斜め上を行く意外な展開に!?
過激で下品でオフビートな作風が災いし、ヒーロー映画としては致命的ともいえる「R指定」を受けながらも、全世界で大ヒットを記録した異色のヒーロー映画『デッドプール』(’16)、待望の続編。人気シリーズ『X-MEN』にも登場するキャラクターで、人体実験により驚異的な治癒能力と不死の肉体を得たものの、副作用として人前に出られない醜い外見に変えられてしまったやけっぱち無責任ヒーロー「デッドプール」こと元傭兵ウェイド・ウィルソンの活躍・・・・・・というか、自分勝手&自分本位な大暴走再び!?
前作のガンアクションも意外にハードで感心したものだが、本作でもデッドプールのデザートイーグル2挺拳銃は健在だ。対するケーブルは「ぼくがかんがえたさいきょうのアサルトライフル」っぽいヘンテコ自作銃と、軽量化カットの入ったカスタム仕様のスプリングフィールドアーモリーXDを使うなど、『ジョン・ウィック』(’14年)の共同監督でもあったデビッド・リーチならではのセンスが光る。
前作同様、急に観客に向かってカメラ目線で話しかけてくるという掟破りの「第4の壁破り」もバリバリ仕掛けて来る。が、さらに今回は「家族」や「仲間」といったテーマを皮肉を交えつつお約束通りに敢えてベタになぞり、これまたベタだが「笑えて泣ける映画」に仕上がっている。
そして作品全体を貫くもう一つのテーマが「やり直したい過去」あるいは「消したい過去」である。そのことに主人公デッドプールや怪人ケーブルといったやりたい放題な登場人物たちでさえ苦しむのだが、サスガはザ・スーパーバカ映画=デッドプールのパート2だけあり、良い意味で観客の期待通り、いや、期待以上畳み掛け方で大笑いさせてくれる。
オープニングタイトルや途中途中のシーンにも有名な映画のパクリ・・・・・・いや、オマージュが散りばめられ、映画好きほど喜ぶ仕掛けも満載♪
[amazonjs asin=”B07BZBW8PZ” locale=”JP” title=”コンバットマガジン2018年7月号”]
[amazonjs asin=”B01NCTIUXE” locale=”JP” title=”ORGA テフロンコード 1.5m ORGA-TCODE”]