石井健夫氏直伝!初心者でもよくわかるシューティング講座「グリップの角度問題」


代表的な拳銃、M1911A1コルトガバメントのクローンモデル、KINBER.45の実銃です。このグリップの角度はかなり立っていて、一説には「17.5度」だと言われています。その後に登場した多くの拳銃にも引き継がれました。


このように人差し指でターゲットを指差した時の角度とほぼ同じです。人間工学的に理にかなったデザインだったのですね。


このグリップ角度は両手で拳銃を構えて狙うのに最適な角度とされています。多くの人がこの角度にスッカリ慣れている、という事かもしれません。


いっぽう、精密射撃競技銃であるAPS-1グランドマスターではだいぶ角度が寝ています。M1911A1が「17.5度」だとすると、倍の「35度」位に見えますね。実際は「32度」なのだ、とも言われています。


この角度は標的を親指で指差した際の角度
とほぼ同じです。拳銃は16世紀頃にヨーロッパで発祥しましたが、古来「片手で構えて撃つもの」とされていましたので、400年近くはずっとこのグリップ角度が主流でした。


今でも精密射撃競技用の銃にはこのデザインが引き継がれています。このシューターも親指が真っ直ぐ標的の方向に向いていますね。

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やまだ ぞんび

長い歴史をもつミリタリー雑誌『コンバットマガジン』のチームの一人。人生のモットーは「いきなりホームランを打てるバッターなんていない」。徐々に徐々に着実に。。

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