ボディーアーマーを装着したうえで、武器、弾薬、水、通信機器を携帯しミッションを遂行する兵士たち。その身体的疲労は想像を絶するものに違いありません。
山岳アスリートやトレッカー、ハイカーも要注目の「ミリタリーから学ぶ5つのルール」を覚えてサバゲライフのパフォーマンス向上!
■5 Military Rucking Rules Every Backpacker Should Know
①足にかかる1ポンドは背中にかかる5ポンドと同じ
1984年の米陸軍研究所の調査によると、異なった種類のブーツや靴でエネルギー消費を比べたところ、それぞれ胴体には4.7~6.4倍の負荷がかかっていることが判明しました。
ということは、足にかかる1ポンド(約454g)を軽くするだけで、2分の1ガロン(2.25リットル)の水を運べるということになります。数日にわたる任務なら2リットルの水は相当貴重な量。重い革ブーツからランニングシューズに代えるだけで劇的なエネルギーの節約になります。
②足にかかる1ポンドは+5%のエネルギー消費と同じ
5%のエネルギー消費と言われても、それほどでもないように聞こえますが、歩行距離に換算してみるとどのくらいの影響があるか知っていますか?なんと1マイル(1.6km)につき30秒も遅くなるのだとか。
もちろん歩行距離が長ければ長いほど、速度が早ければ早いほど影響力は大きくなります。
③体重の1%分の荷物が増えるごとに6秒/マイル遅くなる
あなたの体重、何キロですか?そのたった1%の重さの荷物が1マイル(1.6km)ごとに6秒遅くさせるのです。もし体重75kgの男性だったら1%は750g。荷物の総重量によるスピードの減少、それに伴う到着時間の予測をしてみるのもいいかもしれません。自分では同じように歩いているつもりで、まったく気が付きませんよね。
④10%の勾配は速度を半分にさせる
角度ならなじみがありますが、「10%の勾配」というのはちょっとピンとこない・・・という方へ。
勾配を表すパーセントは「水平に100m進んだとき垂直に何メートル上がるか」ということなので「100m進んだら10メートル上がる坂道」ということですね。実際にこんな猛烈な坂道はあまりないとは思いますが、荷物ゼロの状態でもスピードが半分になるのですから、勾配がどれだけ負荷のかかるものかがよくわかります。
⑤上っているときの2倍のスピードが下っているときのスピードと同じ
この峠を越えたら下り坂。よっしゃ遅れを一気に取り戻す!だって上りの2倍の速さでしょ?・・・というのは無理な話。
なぜかというと「制動力」が働くせいで、急な下り坂ほどよりブレーキをかける力が強くなるわけです。さらにアップダウンが交互にやってくる場合、上り坂に対するパフォーマンスにかなりの影響がでてきます。
いかがでしたか?兵士の身体を守り、任務を確実に遂行するために研究しつくされた「5つのルール」。
ちょっとしたことですが頭に入れておけばサバゲのオペレーション時にも役に立つかも!?
※本記事は過去記事の内容を基に校正しています (2018.05)
[amazonjs asin=”B07B4M72CZ” locale=”JP” title=”J-ARMAMENT ハイトルクモーター ロング”]