【4月20日(金)公開!】石井健夫氏による『アンロック/陰謀のコード』見どころ解説!

アンロック/陰謀のコード

<作品DATA>
監督:マイケル・アプテッド
出演:ノオミ・ラパス、オーランド・ブルーム、トニ・コレット、ジョン・マルコビッチ、マイケル・ダグラス
2017年/イギリス映画/PG-12/英題『UNLOCKED』/1時間38分
配給:キノフィルムズ/木下グループ

<公式サイト>
http://www.foxmovies-jp.com/redsparrow/

4月20日(金)TOHOシネマズ日比谷 他 全国ロードショー

© 2017 UNLOCKED DISTRIBUTION LIMITED


スェウーデン版の『ミレミアム/ドラゴンタトゥーの女』3部作(2009年)で世界にその名を知られた世界最高のツンデレ女優=ノオミ・ラパスをはじめとする「英米が誇る演技派・実力派」のキャストが結集! ピアース・ブロスナンがボンドを演じた4作品の中ではドラマ性No.1!との評価も高かった、『007/ワールド・イズ・ノットイナフ』(’99)の名匠=マイケル・アプテッド監督が全く先の読めないハードなスパイアクションを展開!
サプレッサー付きのワルサーやHKが唸りを上げる室内の銃撃戦や、.300ウィンチェスター狙撃銃、HK416等、最新の目を惹く銃器も作品に沿ってセンス良くチョイスされていた。


「CIAでNo.1の尋問スペシャリスト」として活躍していたアリス・ラシーン(ノオミ・ラパス)だが、爆破テロの首謀者を自供させつつも犯行自体は阻止できず、パリで24人もの犠牲者を出した過去を持つ。いまは東ロンドンの役場に勤めながらテロ情報を地道に集める末端任務に就いていた。
いっぽうCIAは、イスラム指導者ハリル(マクラム・フーリ)が、バイオテロの実行命令を下した、との情報を得、使者と目される若者ラティーフ(エイメン・ハムドゥーチ)の拘束に成功した。彼から密会の詳細や暗号(コード)を聞き出し、偽の使者が実行犯マーサー(ミヒャエル・エップ)と会ってテロを未然に防ぐ作戦が立てられる。
しかしドイツから呼び寄せた尋問官が何者かに殺され、CIAヨーロッパ支部長のハンター(ジョン・マルコヴィッチ)は代理の尋問官にアリスを指名するのだった。


12歳でヨーロッパから渡米し、孤独の中で過酷な環境を生き抜いてきたアリスは正義感が人一倍強く、かつての上司ラッシュ(マイケル・ダグラス)に「君には責任はない」と諭されても、自らを許すことができない。
しかし翌日、CIAロンドン支局のサッター(マシュー・マーシュ)と名乗る男が現れ、半ば強引にアリスをラティーフの元へと連れて行く。


ラティーフと対面したアリスは2年間のブランクをものともせず、テキパキと指示を飛ばす。監視カメラを切り、手錠を外し、1対1で信頼関係を結ぶのが彼女のやり方だ。やがてアリスはラティーフの心を掴み、密会の手順と合言葉を聞き出した。
しかし、隣の部屋で待機していたサッターに報告しようとしたその時、アリスの携帯電話が鳴る。本部のロムリー(ブライアン・カスプ)からで、「至急ロンドンで尋問を頼む」と言うのだ。「もう始めている」と戸惑うアリスに、「ロンドン支局には、まだ話していない」と驚くロムリー。これは巧妙な罠だった!


アリスはラティーフを連れて激しい銃撃戦をかいくぐり部屋から脱出! ラッシュの助けもあり、極秘の隠れ家に逃げ込む。
だが部屋には思わぬ先客がいた。偶然盗みに入っていたというジャック(オーランド・ブルーム)だ。アリスは彼を縛り上げると、電話線に細工をし、固定電話から本部へと連絡する。向かいの棟に逆探知で駆け付けたロンドン警視庁の特殊部隊を確認したアリスは、今や自分が容疑者リストのトップに載っている事、そしてCIAに敵の内通者が居る事を悟る。
謎の男=ジャックを心ならずも相棒にせざるを得ないアリスは、信頼を寄せるMI5捜査官ノウルズ(トニ・コレット)に、ある作戦を持ちかける。果たして、アメリカと英国の両政府に追われながら、恐るべきバイオテロを阻止することはできるのか? そして、裏切り者の正体とは──?

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やまだ ぞんび

長い歴史をもつミリタリー雑誌『コンバットマガジン』のチームの一人。人生のモットーは「いきなりホームランを打てるバッターなんていない」。徐々に徐々に着実に。。

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