皆さんもKAC(Knight’s Armament Company)は、きっとお好きでしょう。
そのKACを代表するのが「SR-15」。
M16・M4を高精度にアップデートしたライフルで、アメリカではプレミアが付くほど人気があるそうです。
現在は上の写真のような「SR-15 E3 MOD2」というモデルになっていますが、これが何かヘンなガスブロックを装備しているということが判明しました。
まず、最初は「SR-15っていくらくらいするんだろう?」ということを調べていて、こんな販売個体を発見しました。
「へぇー、やっぱり2,000USドルは超えるのかー」と思って見ていたら、詳細写真でこんなモノがあったわけです。
見たことのない形状のガスブロックで、ガスチューブがやや高い位置に。
そしてバレルナットのようなナットで前方から締め込まれています。
もちろん、KAC独特のインターミディエイトレングスです。
バラすとこんな感じ。
やはりバレルにはナット用のネジ山があります。
ここで注目はガスチューブの固定で、一般的なARのようにガスブロックに差し込んでのピン止めじゃありません。しかも位置が高いためか、ガスチューブは完全に真っ直ぐっぽいですね(普通のARは緩く曲がっています)。
曲面で接合してここもナットで締め込む方式でした。
ガスブロックとバレルには位置決め用の凹凸も見えます。
あ、ガスブロックに抜けるガス抜きの穴が上面にない・・・バレルが下を向いているのかな?
MOD2が装着するKey-Modハンドガード(URX4)は、ハンドガード自体がバレルナットを兼ねていてそのままアッパーにねじ込みます。
なので、ガスチューブを付けたガスブロックはURX4を組み付けた後に前方から差し込んで装着することになります。
組付けの簡易化を狙ったのか、それとも真っ直ぐなガスチューブがいいのか・・・。
詳細は分かりませんが、MOD2を再現したい人にとっては、実に頭の痛い問題ですね。このガスブロックとアウターバレルはエアガン用レプリカがありませんから。
そこまで完全再現したい人じゃなくても、KAC好きなら覚えておいてソンはない最新モデルの特徴だと思ったのでまとめてみました。
VFCあたりから完全再現されたGBBとか出ないかなぁ。
ひょっとしたらこの個体は特別にガスブロックを変えたモデルなのかもしれませんが、どうなんでしょうか。
ちなみに、今ならKACのwebから2015年の総合カタログがダウンロードできます。
このガスブロックのことはどこにも載っていませんが、KAC好きな方はぜひDLしておきましょう。
※本記事は過去記事の内容を基に校正しています (2018.01)
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