約1か月ほど前にチャプター11(連邦破産法11条、日本の民事再生法に相当)を申請し話題となったコルト・ディフェンス。
民間向けのコルトではなく、軍や法執行機関向けのコルトディフェンスの方です。
最終的にはほとんど同じ会社のためか、アメリカを代表する銃器メーカーの倒産ニュースを受け、海外掲示板redditでも盛り上がっていました。
以下、コメント抜粋です。
・コルトは政府への受注ばかりを気にして、消費者の市場を気にしてなかったように見える。これはアメリカの一般消費者の需要が増大していた波を逃したんだろうな。そして現代的なセミオートの開発も怠ったと思う。
・皆が知るAR15のような輝かしい代表作にあぐらをかいて、他のメーカーが同じコストで同等かもしくはそれを上回る銃を製造するのを許した結果だよ。ルーツを忘れてしまったんだ。
・驚かないけどね。コルトがベトナム戦争の頃からゴタゴタしている間にH&K、Glock、FNやSIGが高品質なガンを作っていたんだから。
・グロックとS&Wがポリマー9mmのマーケットをがっちり確保し、H&Kがハイエンドピストルに対する需要に満足しているように見える。それはARのクローンだけを残し、コルトは長い間その領域を失い続けている。コルトは結果的にハイエンドリボルバーラインを放棄することになったのが大きなミスだった。
・M1911のおかげでコルトというブランドネームは生き残るだろうけど、資産や知的財産をより精通したガンメーカーに移動させたら悪くはないと思う。パイソンも1911も大好きなんだけど、コルトはあまりにもダメになっちゃったんで、思い出にしようと思う。
・もしコルトが完璧にビジネスを辞めたら、レアものになるだろうなあ。
・うーん、残念だ。これは資本主義の世界でよくあることなんだろうけど。でも俺は優良なものが落ちぶれていくのが好きだw
・↑今の市場でのコルトの品質は優良というには程遠いよ。時間の問題だったんだ、「ポニー」プレミアムに資金をつぎこんだのが失敗のもと。そしてその品質といったらひどいもんだ。
・父親が僕の21歳の誕生日プレゼントとしてコルト100周年記念の1911をくれたけど、すばらしいガンだよ。
・↑別にコルトの全てが悪いわけじゃない、ただ「良かった点」がほかのガンメーカーによって標準になってしまったんだ。もうコルトの品質が特別じゃなくなっただけだ。同じクオリティで安価に作れるようになってしまったんだよ。
変わってゆく時代背景、資本主義経済の中での他社との価格競争、商品開発や品質保持、経営の舵きりの難しさなど考えさせられる、どれだけ大きな出来事だったかがわかります。
ピンチのコルトに手を差し伸べるお金持ちの愛国者は果たしているのでしょうか?
※本記事は過去記事の内容を基に校正しています (2018.01)
引用元:https://www.reddit.com/r/news/comments/3a5f7k/dropped_by_the_us_military_colt_goes_bankrupt/
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