東京マルイの期待の新製品、M870Breacherは皆さん買いましたか?
実際に現物を見ると分かりますが、程よいサイズで扱いやすく、また実射性能もよいので、「その気はなかったのについ買ってしまった」という人も結構いると思います。
実銃は「MCS(Modular Combat Shotgun)System」というシステム化された組み換えバージョンのM870ショットガン(SHOTSHOW2014での写真はこちら)。
その中でもブリーチング専用となる、最もコンパクトなセットアップになります。
おや、上の写真だとスイベルピンがアタッチメント部から生えていますね。細部がいろいろ違うバージョンがあるようです。
そこでふと疑問があります。
「ブリーチング専用ということは専用のシェルがあるはず。どこのメーカーのどんなやつなのか?」ということ。というわけでちょっと調べてみました。
まず、ブリーチング専用弾はいくつかのメーカーから発売されています。ただ、用途が用途なので一般販売品ではありません。その構造はだいたい各メーカーともこんな感じです。
弾頭は鉄や鉛のスラッグではなく、「亜鉛などの金属粉」なんですね、最近では。スラッグ弾で蝶番や鍵穴を撃つと、弾頭の破片が飛び散って危ないそうです。へぇー。
そしてこんな記事も発見しました。
2008年の発表ですが、「米軍がドアブリーチ用の弾薬などを新たに選定して調達する」という内容です。
記事によると、米軍で使われているブリーチング用の弾薬は「M-1030」という12ゲージのショトガン用。
メーカーはFEDERAL PREMIUMだそうです。
あぁ、これか。
へぇー、シェルの色は茶色(レンガ色?)なんですね。
というわけで、装備として腰や脇に下げておくなら、シェルキャリアに入れておくショットシェルはレンガ色にしておくと正解っぽいです(米軍装備の場合)。
ただ、2008年の段階での記事なので、現在では他のタイプもあるかもしれません。
ちなみに、他のメーカーだと・・・
こんなところがありました。
特にドアブリーチング用のシェルの色は決まっていないようで、警察やLE装備なら、どんな色のシェルでも「ブリーチング用」と言い張れそうです。
マルイのM870Breacherはコンパクトで多弾発射なので、インドアや市街地エリアで威力を発揮します。実銃ではバックショットやスラッグといった散弾を発射することも(実用性はともかく)可能なので、「これをサバゲで使ったらおかしい」ということはありません。
カスタマイズという面ではあまり展開できなさそうですが、装備のアクセントにもインドアの主力武器にも、幅広く使えそうなおもしろいエアガンだと思います。
※本記事は過去記事の内容を基に校正しています (2017.12)
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