さばなびをいつもご覧の人はウスウス気づいているかもしれませんが、わたくしイヌイはARが大好きです。
それもミリタリーのM4やC7/8、HK416などではなく民間仕様が大好物。できるだけシンプルで軽いARが好みなのです。
皆さんの中にも「AR好き」が多いと信じて、今回は民間ARの話題をマニアックに述べさせていただきます。
ではまず、民間ARの見本から。
SHOTSHOW2014で撮ってきたものです。
TROYのALPHAレイルは軽いのに強度があるとか。価格も安いので付けてる写真をよく見ます。
カスタムARの最高峰ともいえるナイツ(KAC)。SR15は本当にかっこいいですね。
一般的なARレシーバーでもGeisseleのハンドガードにするだけでイマ風に見えます。
こんな感じで一般的には「フルオートシアピンのないセミオンリーのロワー」「16インチバレル」が民間仕様の特徴になります。ちなみに16インチ以下のバレルはショートバレルドライフルという扱いとなり、ほとんどの州で民間所持できません(できなくはない)。
しかし、10年ほど前から「14.5インチバレルを合法的に所持する裏ワザ」があるのはご存じですか?
それがこれ。
AR15.comにあった写真ですが、上が16インチ、下が14.5インチのARです。
分かりますか?
下は14.5インチバレルは「フラッシュハイダー込みで16インチ」に仕立てているのです。
本来フラッシュハイダーはバレル長には含まれないオプションの扱いで、精密射撃用のマッチガンにはハイダーレスモデルもあります。しかしそのハイダーをピンで固定したり溶接すると「バレルの一部」とみなされるのだとか。一体だから16インチの長さになればOKというわけです。
もともとARのバレルはスチールorステンレスだしマズルデバイスもスチールがほとんど。溶接は簡単にできます。
これでミリタリーと(ほぼ)同じレングスの14.5インチバレルが問題なく合法所持できるそうです。ただし、これは州によって判断が違い、アメリカ全土でいけるというわけじゃないそうです。
あと、市販バレルのラインナップはどう考えても16インチが最多なので、わざわざ14.5インチにするメリットはあまりないかも? でも中には「ミリタリーM4がいいんだ!」という人もきっといるのでしょう。
追記:一般的なA2ハイダーは長さが1インチなので14.5インチに足しても15.5インチ、16インチに届きません。いくつかのメーカーでは(このためではないでしょうが)長さ1.5インチのフラッシュハイダーをラインナップしており、これをつけるとジャスト16インチになるそうです。
例えばBCMのJACK CARBINEは14.5インチバレル+1.5インチハイダーで発売されています。
というわけで、民間=16インチ、ミリタリー=14.5インチじゃないARもあるということは、AR好きならば覚えておきましょう。
マニアなAR好きにとっては「知ってるよ!」という人も多いかと思いますが、意外とこれ知らない人多いみたいなのですよ。
そこを踏まえて電動ガンやガスブロのARをカスタマイズしてみると、ちょっとおもしろいものができるかもしれません。
参考サイト:ar15.com
※本記事は過去記事の内容を基に校正しています (2017.12)
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