この度コンバット☆マガジンさんからご紹介を頂き、こちら「さばなび」様でシューティング関連の記事を担当させて頂く事になりました、石井健夫(いしい たけお)です。皆さん宜しくお願いします。
鉄砲を撃つ。狙ったところに弾が当たって標的に穴が開く、倒れる、破壊される。
“面白れぇ〜!”
幼いある時「輪ゴムで紙の円盤を飛ばす雑誌の付録」でその快感を刷り込まれてしまい、この世界に夢中になってしまいました。
やがて10代半ば頃に、当時はモデルガンから始まりましたが、そういう似た者同士がみんなで集まって「誰が一番精確に、だれが一番速く的に弾を中(あ)てられるか?」を競うシューティングマッチ=射撃競技会と出会い、そしてエアソフトガンの時代になってさらに一層、面白くて面白くて! とうとう遂には実銃でシューティングをやるために仕事も変え、海外にも何度も出掛けました。
ま、そんな風に生きてきたオジさんがシューティングの楽しさ、素晴らしさ、奥深さを、あまり説教くさくならないように気を付けながら(笑)、さばなびファンの皆さんにお伝えしようと思いますのでヨロシクです!
「5枚の鉄板標的を如何に速く撃つか?」という競技内容のシンプルさもあり、いま国内で最も盛んな競技形式が「スティール系スピードシューティング」でしょう。中でも最高の人気を誇るのが、1985年にスタートしたジャパンスティールチャレンジ(JSC)です。
新宿の高層ビル街(第1回、第2回/モデルガン)、北区赤羽の荒川河川敷(第3回以降/エアソフトガンに変更)、そして2000年からは「都立産業貿易センター/台東館」へと会場を移し、年々大会のスケールをUPさせながら、じつに32回もの長きに渡って続いています。
今年はWEBサイトでの出場受付で、約180人の参加枠が僅か3分で締め切られてしまう程の大人気でした。派生型のマッチもあちこちで盛んに開催されています。
<参考>
●ジャパンスティールチャレンジ公式WEB
http://japansteelchallenge.net
TOPシューターの一人、スギサワ アキラさん。「スピードシューティング」というとこの選手のような姿を思い浮かべる方が多いかと思います。銃は軽量化された本体にダットサイトをマウントした「レースガン」と称される競技専用カスタムです。また、JSCの競技内容だとリロード(マガジンチェンジ)は必要ないため、季節や環境条件に左右され難い作動性能と命中精度を追求する選手の多くは外部ソース仕様のマガジンを使用しています。
海外の有名シューターの多くがスポンサーのロゴやマークの入った派手なスポーツシャツを着用しており、日本のファンたちもそれに習って、いわゆる「シュータールック」で試合に参加している訳です。
→後編 へ続く。
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