Photo from SIG SAUER
アメリカ陸軍や国土安全保障省への採用が決定して以来、競争相手であったグロック社やFN社からの訴訟に巻き込まれ続けているシグ社が、新たにニュージャージ州警から、納入したP229が不良品であったとして提訴された。
シグ社は2016年1月までに全数を納入すると解答したが、半数が納期に間に合わず、しかも州警側・シグ側双方の担当者が同席した射撃訓練においてまたも排莢不良が発生。さらに納入されたうち25丁を検査したところ、うち5丁についてシグ側エンジニアが「ありえないほど摩耗している」として使用を禁じ、25丁のうちランダムに選ばれた5丁のうち3丁で極度の動作不良が発生するなどしたため、州警は使用を中止した
2016年1月末、シグ社は一連の不具合について「銃身・薬室内側の仕上げにも院内があった」と報告したが、州警は同年2月1日をもってシグ社に全数を返品し、新たにグロックと契約を結んだ。その上で今回、シグ社に銃器の代金170万ドル、ホルスターの代金85万6千680ドル、その他納入テスト時の弾薬代や人件費などの返金・補償を求める訴えを起こした。シグ社はニュージャージー州警が使用しているトレーニング用弾薬との相性問題であるとコメントしている
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