銃口に取り付けると音量が小さくなる代わりに命中精度や弾速が落ちる……サイレンサーに関するこんな「常識」について、アメリカ海兵隊が実験動画を公開している。
動画では弾速計を用いて、サイレンサーを装着した場合とそうでない場合の弾速を比較。結果、サイレンサーを装着しても弾速は変化しないということがわかった。音量をより小さくするために亜音速弾を使用した場合は影響があるが、そうでなければ大きな変化はないという。
最近、アメリカ海兵隊ではサイレンサーの大量導入を検討しており、先日は第2海兵師団第1大隊B中隊の全員がサイレンサーを装備してノルウェーへ派遣されたばかり。
実証実験ではサイレンサーを装着することで、肉声での指示が通りやすくなってより広く間隔をとれる、耳を傷めにくい、奇襲の効果が上がるなどのメリットがすでに確認されている。使用されているSureFire社製のサイレンサーにも大きな問題が発生していない。しかしながら海兵隊全体に装備させるには、70万ドル(約7800万円)という費用がかかると予想されており、財政緊縮の折、これをどうクリアするかが課題となる。
[amazonjs asin=”B01MT75WT2″ locale=”JP” title=”ORGA Magnus Barrel 6.23mm 東京マルイVSR-10用 430mm ORGA-MB430VSR”]