2011 年の“メコン川中国船襲撃事件”を基に描いた中国=香港発のアクション映画『オペレーション・メコン』(原題:湄公河行動 Operation Mekong)が、東京と大阪で順次開催される新作中国映画の上映企画「アジアンムービーセレクション 2017」の一作品として上映される。本作は「メコン大作戦」というタイトルで、第 29 回東京国際映画祭(TIFF 2016)のワールド・フォーカス部門で上映された作品である。
“メコン川中国船襲撃事件”は“メコン川の悲劇”とも呼ばれ、2011 年 10 月 5 日にタイ、ミャンマー、ラオスの三ヵ国にまたがる麻薬密造地帯“黄金の三角地帯:ゴールデン・トライアングル”を流れるメコン川で、中国籍とミャンマー籍の輸送船二隻が武装グループに拿捕され、中国人乗組員 11 名が殺害され 2 名が行方不明となった事件である。
襲撃の通報を受けて近辺を捜索していたタイ軍が、二隻の船を発見し武装グループと交戦となったが程無く制圧。船内には中国人乗組員の姿は無く、大量の麻薬が残されていた。その後、タイ警察によってメコン川から 11 名の遺体が発見されたが、殆どが目隠しに手錠という状態で殺害されていた。中国政府は、自国民の大量殺害と麻薬取引の観点から事態を重く見て特別捜査チームを編成し、タイ、ミャンマー、ラオスの協力を仰ぎながら捜査に乗り出した。
また、同地域で巡航する中国籍輸送船の警護のために公安巡視艇を初めて海外へ派遣した。翌年 7 月に主犯格の容疑者 6 人が逮捕・起訴された。
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