※本記事は過去記事の内容を基に校正しています
皆さんはサバゲでハンドガンを使っていますか?
春~秋まではガスブローバックハンドガンを使っている人が多いと思います。
速射ができ(それなりに)リコイルもあるため、撃つとちょっとした満足感を満たせますね。
そんなハンドガンは、それなりの頻度でメンテナンスをしないと、徐々に調子が悪くなっていきます。可動部が多いため、ホコリやゴミが入り込みやすいからです。
そこで今回は、ガスブローバックハンドガンの簡単なメンテナンス方法を紹介します。
添付のマニュアルと違う部分もあるかもしれませんが、今回の方法は昔からマニアが実践してきた基本中の基本というべきもの。ぜひ参考にしてみてください。
フィールドストリッピング
オートマチックハンドガンは「フィールドストリッピング」という簡易的な分解が簡単にできます。通常のメンテはこの状態で充分可能なので、ぜひマニュアルを見て覚えておきましょう。
各部の清掃
基本は乾いたウェスを使っての拭き掃除。
砂ボコリが乗っている状態で擦るとキズが入ってしまうので、最初に大雑把にぬぐって、それからまんべんなく汚れやオイルのシミなどを拭き取って下さい。
スライドとフレームが噛み合うレール状の部分は要チェック。
グリスとホコリが混ざって、ジャリジャリの抵抗になっている場合があります。奥の方は綿棒やブラシなどを使ってしっかり汚れを除去しましょう。
フレーム内側の奥の方もホコリなどが入り込んでいるかもしれません。分解したついでに見える範囲だけでいいのでチェックしておいて下さい。
外装の細部もしっかりキレイにしましょう。
すべり止めのミゾや刻印の文字などに泥が詰まることもあります。
直接性能には関係ありませんが見栄えがよくないので、細い棒や歯ブラシを駆使してかき出しておきましょう。
性能的に重要なのはインナーバレルの清掃。
これだけは帰宅したら毎回行うべき作業。
アルコールやクリーナーを浸したパッド(ボロ布など)でインナーバレルの内側を清掃します。ガスタンク内のオイルやBB弾表面のワックス、そしてマズルから入り込んだホコリなど、さまざまな汚れが付着しているはずです。
ちなみにバレルクリーニング時はオイルを使うのはNG。ホコリが付着したりHOPの効きが悪化するからです。
マガジンも忘れずに。
スライド部と接するパッキン部も汚れは厳禁。
ついでにリップ部やマガジンフォロワー部もホコリを除去しておいて下さい。
ちなみにマガジン内のガスは入れたままでOK。
よくバルブを指で押して「ブシュー!」とやってる人がいますが、あれは絶対にNG。フロンガスには洗浄作用があり、タンク内部やバルブに必要な微量なオイルを全部飛ばしてしまいます。
筆者はガスタンク内のガスはそのまま放置していますが、今までこれでガス漏れが起きたことはありません。気になる人は空撃ちでガスを抜いて、ガス缶から気体だけをチャージしておくといいでしょう。
組み上げる際は軽くオイルやグリスを塗布します。
スライドとフレームのかみ合わせの部分に、ほんのちょっとだけオイルやグリスを塗っておきましょう。こすれる部分は銀色になっていたり樹脂がスレているのですぐ分かります。なお、この時は樹脂を犯さないグリスやオイルを使うようにしましょう。
これで手入れは完了。
元通りスライドを戻してロックすれば作業完了です。
上記のようにスライドを分解しても、作業時間は10分もあればできるでしょう。
外装の清掃は毎回でなくとも構いませんが、インナーバレルの清掃に関しては帰宅後必ずやっておくべきです。
ガスブローバックは電動ガンよりもホコリや異物に弱い面があるため、日常的なお手入れによって、いつまでも調子よく使えるようになると思います。
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