【レポート】BONX Gripで10対10のゲームをしてみてわかった「TIPS 10」

以前、新ガジェットとして紹介させて頂いたスマホ用ヘッドセット兼ウェアラブルトランシーバーである「BONX Grip」の最大同時通話人数である10人対10人でゲームをしてみたら、想定外の楽しみ方や使い方のコツが出てきたので、追加でレポートします。

モノ自体の基本的な概要は前回の記事を見て頂くとして、今回は筆者がその後使ってみた感想に加えて、BONX主催の10人対10人イベントで実施したサバゲーマーへのアンケートや、ゲームに参加したBONX社員の感想などから分かったTIPSや裏ワザをまとめてみました。

  • 1 同時通話は実況中継みたいで楽しい

これまでは、持ってる人の数の問題で、チーム内の3、4人でしか使ったことがなかったのですが、10人で同時通話をすると、フィールド各所の状況がわかると同時に、「転んだ!」やら、「弾が出ない!」といった各人の独り言や、しょーもないダジャレなんかが飛び交って、まるで実況中継のようになるのが面白かったです。なにより、寂しくないし、テレビゲームで誰かとチャットしながら遊ぶみたいな感覚が、普段のサバゲーとは一味違うと思いました。

会話できると臨場感バツグン!FPS気分にも

  • 2 グループは最小単位に分けたほうが実用的

先のコメントとは相反しますが、10人同時にバラバラで話すと、どこにいる誰が何を指して話ているのかが、わかりにくいので、楽しさよりも実用性を求めるのであれば、少なくともアタッカーとディフェンスのように、そもそも居場所が異なりそうな人はグループを分けておいた方が話が通じやすくなります。なんとなく一緒に動くメンバー4、5人くらいのグループが機能的に感じました。

攻撃隊と守備隊はグループを分けた方がよい

  • 3 名乗ってから話す

「アルファからブラボーへ!」じゃないですが、さらに要件の前に、誰から誰に話しているのかを明示してから話す方が間違いが無くていいように感じました。実際、同通のまま「1、2の3で、左のバリケに移動!」とか言ったら、意図してない人が誤解して飛び出したことがありました。幸いヒットはされませんでしたが、マズイ使い方の一例です。

人数が多いと、誰に話しているかわからない

  • 4 うるさかったら、スタンバイモードを活用する

別にヘッドセットの音が外に漏れるわけではないのですが、アンブッシュしているときなどは、音が敵に聞かれないか不安になったり、そもそも敵の足音に集中しているのに、正直「うるせーな!」と思うこともありました。そんなときは、ヘッドセットに二個あるボタンの小さいほう、「ボリュームボタン」を2秒長押しして、スタンバイモードにしておくと自分の声も仲間の声も通信されず、無音になって便利です。再度2秒長押しで、元に戻ります。

  • 5 ヒットされたら、ミュートモードを活用する

一方、ヘッドセットに二個あるボタンの大きいほう、「メインボタン」を2秒長押しすると、仲間の声は聞こえるけど、自分の声は伝わらないミュートモードになります。戦闘中はあまり使い道ないですが、ヒットされた後に仲間に情報を伝えるのは御法度なので、このボタンを使います。ただ、ヒットされた場合はもっと明示的に外してしまうほうが、よりトラブルにならなくていいかもしれません。

ヒットされたら、ミュートするか外そう

  • 6 PTTモードで使う

個人的には、ボタンを押さないと話せない「PTTモード」よりも、同通にしてたほうがサバゲーでは楽だと思いますが、同通でドンドン会話が入ってくるのが煩わしいと思ったら、スマホ側の設定を変えれば簡単にメインボタンを使ったPTTモードに変更できます。通常の使い方のほかに、PTTにして、敵のリーダー、味方のリーダー、ゲームマスターの3人グループを作って、最初のスタート時の確認や連絡にだけ使うのもアリかもしれません。また、スタッフ間の連絡用トランシーバの代用時とかもPTTモードの方が、使いやすいかもしれません。

  • 7 スマホ用の充電器を持っていく

BONX Grip自体は待ち受け400時間、連続通話7時間可能なのですが、1日遊んでるとスマホの方の電池が心もとなくなりました。なので、BONXの充電器は不要ですが、スマホ用のケーブルは持って行ったほうが安心です。

スマホ用の充電器は必須かも?

  • 8 サイズはキチンと調節する

BONX Gripには耳掛けパーツが3サイズ、耳に差し込む部分のパーツが2サイズ入ってます。レンタルで貸りた人の中に途中から耳が痛いという人がいましたが、パーツのサイズを替えたら解消しました。特に耳掛けの部分は最初は気付きませんが、サイズが合ってないとジワジワと不快になっていくみたいです。

  • 9 仲間とサイズ違いパーツを交換する

これはTIPSって程のことではありませんが、パーツのサイズが元々いくつか入ってても快適な使い心地のためには、結局ワンサイズしか使わないので、残りのパーツは予備にもなりません。そこで、自分とは違うサイズの仲間を見つけて、相手にとっては不要なサイズのパーツを自分の持ってる相手サイズのパーツと交換すると、破損時の予備になるだけでなく、色が違う場合には着せ替えして楽しむこともできるようになります。

  • 10 行き帰りの車の中でも使う

サバゲーの行き帰りに複数台の車に分乗して移動する場合、BONX Gripを付けてれば、別の車の人とも、声だけは同じ車内にいるような感覚で話せます。電話網さえあれば、変な話、北海道と九州に離れていても使えるので、交通状況によって離ればなれになってしまっても、声だけはずっと一緒です。

個人的には、バイクに乗るので、スマホをナビにしているときにBONX GripをBluetoothヘッドセットとして使っていると道順が明瞭に聞こえるのが気に入ってます。半ヘルで原チャであれば、電話での会話もできますが、ジェットやフルフェイスだと、マイクが覆われてしまうので、相手の声は聞こえても自分の声が相手に届かないことが多いです。この辺がなんとかなれば、個人的には満点なのですが。。。。なにか、解決方法が見つかったら、またレポートさせていただきます。

ぶたねこ

某サバゲー雑誌でビジネスと広告を担当。日々、サバゲー関係のショップ様やフィールド様を回って広告はじめイベントや記事など、いろんな企画を考えています!

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