◆これからサバゲーをはじめようと思うんですけど、とりあえずやってみるのにいくらくらいかかるんですか・・・・?
この質問、かーなーりー良く聞かれるのであります。
初期投資に必要とされている価格帯は、シチュエーションや環境によってさまざま。2〜3万・・・いやいや5〜6万?はたまた10万円くらい最初に必要なんてソースもあったり! 消費税も上がってピーピーいってるこのご時世、続けるかどうかもわからないことの初期投資に、ウン万円をかけられる人ばかりじゃないわけです。
やるのにそんなにお金がかかるなら・・・と躊躇する人もいるかもしれません。
そして、控えているゴールデンウィーク。この機会にまだサバゲーをやった事がない友人などを泥沼に引き込もうとにサバゲーの楽しさを知ってもらうおうとエスコートする方もいるでしょう。
そんなときに、これくらいお金がかかるよ!というレクチャーをするのにも、なかなかコレといった金額を提示しにくいですよね。
おそらく、いろいろなところで見かける初期投資の費用は「よし、これから趣味としてサバゲーを続けていこう!」と決めてから揃える初期費用であり、体験するだけなら自分の装備を持っていなくても大丈夫!! さばなび編集部では、むしろ1回サバゲーを体験してから続けるかどうか、そして続けるのならそこから装備を揃えることを強くオススメします。
では一体「とりあえず1回やってみる!」のにどれくらいの費用がかかるのか?
さばなび編集部的には「交通費含めて1万円もあればとりあえずサバゲーを体験するのは十分可能」説を唱えたいところですが、ソースを出せといわれると確固たるソースもなく、それじゃメディアとしてあまりにも無責任!!
で は や っ て み よ う じ ゃ な い か 。
というわけで今回は「どんなものかわからないけど、とりあえず1回サバゲーをやってみよう」という人向けに、無課金(事前に何も購入しない)+手ぶらでサバゲーに行ったらどうなるかという壮大な実験を行ってみました!!
実験をするにあたっては撮影などもあるので人柱が必要。早速サバゲ仲間のT君に電話し、
「悪いんだけどさー、次回のサバゲ手ぶらで来てくんない?」
と持ちかけました。え? 装備は? BDUは?とテンパるT君。
「そんなの飾りですよ! 汚れてもいい服でくればそれでいいんですYO。あ、エアガンもBB弾も持ってこないでね(ハァト)。財布と着替えの服だけ持って集合していただければ、あとはアナタさえいてくれればそれでOK。あ、靴だけは動けるやつで。」
とお願いをしたところ、快く了承していただけました。
ああ素晴らしきサバゲー仲間。
4月某日。千葉県のサバイバルゲームフィールドRAIDさんで行われるイベントに現れたT君。コーディネートに迷ったあげくとりあえずTシャツとジーンズをチョイスしたとのこと。確かに汚れてもいい格好。これはナイス!w
*T君はドMなので半袖ですが、BB弾が当たると痛いので長袖を着用することを強く推奨します。
では無課金からのサバゲー、一体いくらかかるのか?
なるべく最小限でゲームをする方向でいってみようじゃないか。
その前にT君の装備を再確認。
・汚れてもいい服上下(長袖、長ズボンが好ましい)
・動きやすい靴
・へこたれない精神
ドラクエで言えば最初の村、ひのきの棒すら持っていない状態です。
というわけで、早速サバゲーに参加してみましょう!
◆何はともあれ、3種の神器。フェイスガード、エアガン、BB弾。
さしあたって絶対必要になるのは
・目の保護具(ゴーグルやフェイスガード)
・エアガン
・BB弾
という3つです。
フィールド内は目の保護具(ゴーグルやフェイスガード)を着用しないと入れないし、万が一むき出しの目にBB弾があたった場合、最悪失明する恐れもあるので絶対絶対必要。
保護具(ゴーグルやフェイスガード)なしにサバゲーをやるなんて、水着を着ないでプールに入る以上のギルティ!!
だいたいのフィールドにメッシュゴーグルと顔を守るガードが一体となっている保護具(以下フェイスガード)のレンタルがあるはずです。レンタル代は300円なので今回はレンタルすることにしました。
ちなみに購入しても安いものなら1500〜2000円くらいであるので、5回以上サバゲにいくと確信した時点で購入するのもありです。
こちらがレンタルのフェイスガード。
ちなみにレンタルに抵抗がある方は1600円で購入も可能でした。
そしてエアガン。これがないと戦えない!!ので絶対必要。
レンタルのエアガンはバッテリー(電動ガンを動かす電池)とマガジン(BB弾を入れる弾倉)がついて1日2500円。レンタルガンなら渡された状態で使えるし、フィールドスタッフが使い方を教えてくれるので安心なのです!
そしてBB弾。これは消耗品なので購入必須。RAIDさんでは数種類のBB弾があり、価格は2000円台前半。1日で一袋使い切ることはあまりないので、半分使ったとしても1日で1000円ちょっとといったところでしょう。場所によってはもっと小さい袋(1000円程度)の販売があるところもあります。
この3つさえあればとりあえずフィールドにでることは可能なので、早速ゲームに参加してもらうことにしましょう。
◆ニーパッド(膝あて)とグローブ(手袋)もあった方がいい!?
さて、1ゲーム闘い終わって帰ってきたT君、セーフティ(休憩所)に戻ってくるなり座り込んでおります。
「ダメです・・・膝が!!砂利が!!片膝をつくと砂利が膝に食い込んで涙がちょちょ切れるほど痛いです!」
見ての通り、市街地フィールドであるRAIDさんの敷地内、地面は砂利!!
遮蔽物の影に隠れたり、低い位置から敵チームを狙う際など、膝立ちの体勢を取ることが多いサバゲーでは、ニーパッド(膝あて)はあった方がいいアイテムです。
こんなかわいらしい(!?)着ぐるみ装備の方でさえニーパッド(膝あて)を装備しているのを見ればその必要度がおわかりいただけると思います。地面が砂利じゃなくとも、インドアやフラットな地面の場合、砂利のかわりにBB弾が膝に食い込みます。場所によっては声が出るほどイタイです。
というわけでニーパッド(膝あて)も追加でレンタルすることに。レンタル料は500円ですが、エルボーパッド(肘あて)・ニーパッド(膝あて)のセットで1500円もあれば購入可能。こちらも様子を見て購入してもいいかもしれません。
サバゲーだけでなく、今流行のジェイボードやブレイブボード、スケボーやインラインスケート、自転車などに流用できます。(ちょっと無理矢理 笑)
ニーパッドを装備したところでT君は再度フィールドイン!!
・・・おや、すぐ戻ってきたT君、今度は何でしょうか?
「BB弾が指先に当たるとめちゃくちゃ痛いです・・・爪とか心が折れます」
指先は神経が多く、感覚が鋭いので確かに他の場所に被弾するより痛い!!
サバゲー用にいろいろなグローブが出回っていますが、初回であればコンビニやDIYショップで2〜300円で売っている軍手でも十分です。
おすすめなのは黒の滑り止め付き! 白だと目立つのと、滑り止めがついていないものはガンを保持するのにちょっと疲れるのです。
あらかじめ手袋を忘れた人のため、コンビニで購入しておいた200円の黒軍手をT君に支給したところ、颯爽とフィールドに消えていったT君。その後は問題なくサバゲーを楽しめたようでした。
良かった良かった。
◆サバゲーを体験するのにかかったお金を計算してみる。
ではここまでかかったお金をまとめてみましょう。
【装備にかかるお金編】
・手持ちのTシャツ・・・・・・・・・・・・0円
・手持ちのジーンズ・・・・・・・・・・・0円
・手持ちのトレッキングシューズ・・0円
・ガンのレンタル代・・・・・・・・・・・・2500円
・フェイスマスクのレンタル代・・・・300円
・BB弾代(1回分)・・・・・・・・・・・1000円
・軍手代・・・・・・・・・・・・・・・・・200円
合計 4000円!!
お、以外と安いじゃんと思えますが、忘れてはいけないのが装備以外にかかるお金。
ゲームフィールドまでの交通費や、ゲームの参加費なども合わせて計算してみましょう。
【装備の他にかかるお金編】
・交通費・・・・・・・・・・・・・・・・2400円 (新宿駅近辺〜千葉ニュータウン中央駅までの電車賃往復。駅からフィールドまではRAIDさんの無料送迎サービスを利用)
・お昼代・・・・・・・・・・・・・・・・500円 (フィールドにて仕出し弁当を注文)
・ゲーム参加費・・・・・・・・・・・・・3000円
合計 5900円!!
となると、全部足した総計は・・・・・・・・・・・・9900円!!
ギリ1万円以下! ただしこの他にジュースを買ったりおやつを食べたりする可能性が高いので、お財布には1万円札+予備の2〜3000円程度入っていれば十分かと思います。
注意:今回の試算はサバイバルゲームフィールドRAIDさんを利用した場合で、目安の1つとしてください。なお、他のフィールドではレンタルの料金や送迎サービスの有無をご確認ください。➡全国フィールドリスト
◆その他、現地で揃えられるものにはどんなものがあるのか?
多くのフィールドでは必要装備一式のレンタルがそろっていることが多いようです。
こちらはRAIDさんで借りることができるレンタル装備一式。(*要予約)
戦闘服・キャップ・ニーパッド(膝あて)・フェイスガード・エアガンのセットで
5000円/1日。
また、店舗が併設されているフィールドや、ちょっとした売店があるフィールドもけっこうあります。
こちらはRAIDさんのDMZ。ユニフォームやエアガンまで販売している品揃え豊富な併設店舗です。
BB弾やBBボトル、グローブといったその場でゲームに使えるものや・・・・
装備大好き!なフィールドマスターが集めたナイロン品の中には掘り出し物もあるかも!?
実銃用のガンバッグまであるようなショップを物色するのはかなり楽しいです。
◆まとめ。
さて、こんな感じでだいたい「サバゲーを体験してみる」のにかかる金額の目安がつかめましたか?
1回でも経験して趣味として続けたいと思えば、一気にではなく徐々に装備やグッズを買い足していくことになるでしょう。
また、自分のプレイスタイルや良く行くフィールドによって欲しい装備が変わってくるので、予算を見極めた上で、「必要なもの」「そうでないもの」と、実際に自分が使うものを買っていくのが良いと思います。
それでは皆さん、良いサバゲーライフを!!
【取材協力】サバイバルゲームフィールドRAID様
*本記事は2015年に執筆したものを再編集しております。
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