2017年7月21日、KSCから航空機部品も手がける精密部品メーカー「Megaアームズ社」の30口径ライフル「MATEN」を公式ライセンスでリアルに再現したガスブローバックライフルが発売される。価格は税込69,552 円。全長927mm(ストック伸展時1,009mm)。重量約3,860g。装弾数34+1発。
M4などAR15系よりもサイズ的にも大型で強力なAR10系に属するマテンまたはエムエーテンと呼ばれる「MATEN」はMega製品の特長である直線的なデザインのレシーバーに、KEYMODと人気を二分する堅牢な「M-LOK」方式のレイルシステムを採用した30口径ライフルで、ストック&グリップにはPTS社が開発したエンハンスドポリマー製のEPS(エンハンスドポリマーストック)とビーバーテイルタイプのEPG(エンハンスドポリマーグリップ)を装着。折り畳み式の照準サイトにもPTS社製の最新鋭「EP-BUIS」(エンハンスドポリマーバックアップアイアンサイト)を装備し、上下左右の照準調整を工具ナシで直感的に素早くできる。
エアガンとしては同社のM4、AK、MASADAに続く「システム7TW0」ブローバックライフルシリーズだが、M4の約1.6倍のガス容量を有する大型のEPMマガジンと軽量なアルミ製ボルトを装備したことにより、安定性に優れた作動とキレのある高速ブローバックを実現している。また、大口径ライフルということで、システム7TWO初となるセミ&3バーストメカニズムを搭載し、ボルトストップなどのストレスが掛かる箇所にはスチール製のインサートを付けている。マガジンにはリクエストが多かった「空撃ちモード」を新たに搭載、ガンガン撃って楽しめる仕様になっている。外観も非常にリアルに再現されており、他のPTS社製M4用アクセサリーも装着できるとのこと(グリップのネジ穴やストックのチューブ穴など、微妙な加工調整が必要な場合もアリ)。
ちょうど、7月16日に浅草の東京都立産業貿易センター台東館で開催されたAPSカップの場内で、KSCがMATENの先行展示販売を行っていたので、試射させてもらったが、まずは大柄なボディのリアルな外観と存在感に驚いた。撃ってみた感触は他の「システム7TW0」同様、かなりのリコイルを感じられる一方、約5mの標的には大きなバラつきもなく、集弾性能は良好に感じられた。ガスの持ちも行列の中ワンラウンドしか体験できなかったが、特にガス圧の低下も感じられなかったので、大容量の恩恵はあるように感じられる。なにぶん、イベント内で一般と同条件での「体験」だったが、リアルさと基本性能の高さは感じられるものであった。
また、会場にはKSCが現在開発中の製品の展示もあったので、併せてご紹介しておきたい。なお、同時発売はMATEN専用のEPM34連マガジンで価格は税込8532円となっている。
KSC MATEN
http://www.ksc-guns.co.jp/p_manager/p_manager.cgi?page_id=96&disp=on&disp_goods=M210
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