ベトナムで、ツアジャケを再現する。
コンバット・マガジン編集部が戦争終結40年目を迎えたホーチミン市で、ベトナムの戦争土産スーベニールジャケットを復刻してみた。
ベトナム戦争40周年記念の特別号を出すことが決まり、コンバット・マガジン編集部はホーチミン市に行った。到着してすぐ、向かった先はヤンシン市場。ここは、昔、ベトナムの戦場カメラマンだった人から聞いたことがあり、行ってみたかった場所だ。
1960年代後半にベトナムに入ったカメラマンたちは、先に取材に来ていた者たちに教えられて、取材に必要なものをここでそろえた。市場は、今でも別名ウォーマーケットと呼ばれており、米軍のユニフォームからジャングルブーツ、カーキ色の下着までなんでもある。それが、山となって積まれている。当時の戦場カメラマンたちは、戦場で着るファティーグ類を買い、それ以外にも黒の上下で、半袖コレスポンデントシャツをつくった。取材がない日に、サイゴンの町中にいる時に着るためだったという。
市場に行った目当ては、もうひとつあった。かつてここで盛んにつくられたというべトジャン、スーベニールジャケットを探すことだった。市場のどこにもベトジャンはなかったが、一軒だけ、ベトジャンをつくっている店があるという。さっそく教わった店へ行った。両方ともが、おかしな英語でさんざんやりとりした結果わかったことはこうだった。当時のものはとっくにないが、時々、昔ベトナム戦争に来た兵士が訪ねてきて、思い出のためにベトジャンをつくってくれといわれるのだという。入れる刺繍やデザインを聞いて、一か月くらいで仕上げて、アメリカに送るのだという。値段はどうやら、250~300ドルくらい取るらしかったが、糸の色数がどうのでと、数字がからむと話が二転三転してさらに英語がおかしくなる。
そこでまとめた話はこうだ。コンバット・マガジンの読者に喜んでもらいたい、ベトジャンをつくりたいと交渉した。やっとのことで、市場のミシン屋のおばさんに話をつけてくれた。昔のままのミシンで縫って欲しかったが、それはムリといわれ、手刺繍でトラを入れてもらうことで落ち着いた。
できるだけ、当時のままにお土産風にというのがこちらが出した希望。縫い方はジャパンスタンダードにくらべたら、かなり荒っぽい。ま、だが、おしゃれなジャケットとはひと味ちがったベトジャンができた。
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ベトナムの戦争土産
スーベニールジャケット
①M65 ライナー
②ナイロンカモフラ
③コットンブラック
番号 | ジャケットタイプ | サイズ | 価格 |
1 | M65 ライナー | S, M, L, XL | 18,000円 |
2 | ナイロンカモフラ | S, M, L, XL | 16,000円 |
3 | コットンブラック | S, M, L, XL | 16,000円 |
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ミリタリー用品ならあらゆるものがそろうホーチミン市のヤンシン市場。ユニフォーム、その他ほとんどが中国製やベトナム製のレプリカだ。
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