サバゲーでは、実に様々な服や装備品などが存在しています。PMC(民間軍事会社)系のラフなサバゲー装備も人気ではあるが、中には、定番のマルチカムをはじめ、AOR1やAOR2などのSEAL TEAM(中でもTeam6 = DEVGRUが有名)などのBDUやコンバットシャツを着用し、JPCや6094Aなど実部隊さながらのコスチュームでゲームに参加するコアなユーザーも多い。
上記のDEVGRUをはじめ、DELTA 、MARSOCが現在のアメリカ軍装備では人気があるのではないでしょうか?
今回は、まず、MARSOCってそもそも何なの?という事を解説したいと思います。
MARSOCについて
MARSOC(マーソック)とは、アメリカ合衆国特殊作戦司令部の隷下である「海兵隊の特殊部隊」を統括するアメリカ海兵隊特殊作戦司令部を指します。
( MARSOC = Marine Corps Special Operations Command )
アメリカ合衆国特殊作戦司令部(USSOCOM=US Special Operations Command )
MARSOC(旧Det-1)の成り立ち
そもそも、MARSOCが創設された理由としては、昨今でも世界各地で頻繁に起こっているテロが最大の要因で、9.11同時多発テロ以降、従来よりもアメリカ軍全体が密接な連携を強化する必要があった為、海兵隊からも精鋭隊員をSOCOMへ遣隊する動きの中で「臨時試験部隊:Det-1」という部隊が創設されました。
Det-1 = 海兵隊特殊作戦コマンド第1分遣隊
Det-1創設後、SEALSと共にアフガンやイラクで実践に参加していましたが、2006年に臨時試験部隊から正式なSOCOMの海兵隊部門として創設されたのがMARSOCとなります。
MARSOC自体の構成員の中には、Force Reconから引き抜かれた隊員も多いのですが、Force ReconとMARSOC自体の任務範囲が異なります。
Force Reconは基本、偵察・監視・情報収集、火力支援調整、捕虜奪回などあくまでも自分の所属している親部隊(海兵遠征軍)が実施する作戦を直接支援するための戦時活動に焦点を置いている所柄、自分の親部隊を直接支援するために活動し、(基本的に)SOCOMの作戦には参加しない。
MARSOCの部隊はSOCOMの定める任務を遂行し、統合軍のために大規模な統合作戦およびSOCOMの作戦に参加する。任務内容もSOCOM傘下の部隊に定義されているものに準じます。
MARSOCの主力部隊となる特殊作戦連隊「MSOR」は、本部中隊及び 3個の特殊作戦大隊「MSOB」で編成されています。
特殊作戦大隊「MSOB」は4個特殊作戦中隊「MSOC」で構成され、特殊作戦中隊は4個の特殊作戦チーム「MSOT」から成り立っている。
わかりやすく言うと、SOCOMの正式な海兵隊部門として2006年に創設されたのが現在のU.S.MARSOC(海兵隊特殊作戦コマンド)となります。
MARSOCのユニフォーム
2006年にMARSOCとして正式に創設後、2009年よりオバマ大統領の新しいアフガン戦略にてアフガニスタンへの戦闘へ参加。協力関係の現地軍「ANA」に合わせてか、ウッドランド迷彩が増え始めます。
ウッドランドは今までもカスタムBDUの着用が見られていましたが、当時はまだCrye Precision社製のマルチカムでさえ、然程普及していなかった。
しかしMARSOCは、既にCrye Precision社製の「ウッドランド」を着用していて、そのCrye Precision製のウッドランドとは、マテリアルカスタムと呼ばれ、プロトタイプに近い部類で製造された物を着用していた。
ボディーアーマーについて
2011年頃に有名になったMARSOC特注のCrye Precision社製「ウッドランド」BDU使用からアーマーもCrye Precision社の物が一気に増加。
JPC = Jumpable Plate Carrierとの名前の通り本来パラシュート降下の際動きを妨げない様に、必要最低限の積載面と防弾性のみ備えた軽量アーマーですが、その軽量差と動きやすさからDAやSRなどの作戦に使用されているようです。
・DA = Direct Action(直接行動や襲撃・待ち伏せ)
・SR = Special Reconnaissance(特殊偵察・戦闘前の事前偵察や諜報作戦の支援)
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