シグ サワー (SIG SAUER) の新型小銃「SIG MCX」に対して、ドイツ連邦軍 (Bundeswehr) と陸軍の特殊部隊である KSK (Kommando Spezialkräfte) がその取得に関心を寄せている。
軍事情報サイトのシェファードが、フランス・パリにて開催中のユーロサトリ国際防衛展示会の席上、同社広報担当者から入手した情報として伝えた。
同社は「国産」体制に向け、ドイツ国内における生産施設の拡大もいとわない姿勢をみせている。
Image: via SIG MCX official BrochureSIG MCX は、コンパクトでバレル交換によって 300BLK / 5.56 NATO / 7.62x39mm といった複数の弾薬の使用を可能とするマルチキャリバーライフル。
ローテーティング・ボルトシステム、ショートストローク・ピストン、2 ポジション・ガスシステムといった特徴を持つ。
射手の利き腕の左右に関係なく操作ができるよう完全アンビ化されている他、サプレッサーとの相性を高めたデザイン設計となっている。また、銃本体のトップ部分にピカティニー規格のレイルとハンドガードに KeyMod、そしてストック部分には英国など欧州の警察関係機関でよく見掛けるスケルトン状の折り畳み式が採用されている。
同社は SIG MCX について「究極のモダンライフル」「真の意味でミッション内容に即した順応性を持つ初のウェポンシステムだ」と触れ込んでいる。