零式艦上戦闘機(零戦)が、現代の空を飛行する!
場所は海上自衛隊鹿屋航空基地(鹿児島県鹿屋市)ですが残念ながら敷地内には入れず、周辺から見ることになるようです。飛行予定日は27日(28、29日は予備日)。
今回飛行するのは、主にニュージーランドを拠点にフライトジャケットの製造・販売会社を経営する石塚政秀氏が所有するもので、石塚さんは世界中に6機しかない飛行可能な零戦の唯一の日本人保有者なんだそう!
事の発端は、博物館で展示するため、零戦入手の仲介を引き受けたこと。しかし・・・
①零戦を保有する米カリフォルニア州の有名バイクレーサーと売買契約を結ぶ。すでに飛行可能な状態に復元されていた。やったね!
②リーマンショックで景気悪化、取引が中止に・・・。
③このまま取引をやめれば巨額の違約金が発生する
④相談した弁護士に「では零戦を生かしたほうが人生のためになるのでは?」と助言を頂く
ならば「日本で零戦を飛ばそう。」と、ニュージーランドの不動産や車を売り払い、私財3億5千万円(!)かけて零戦を購入してしまったという!
こちらが石塚氏が発足した、零戦「里帰りプロジェクト」。
事の発端は2008年ですが、本格的に再始動したのは2013年のこと。
またクラウドファンディングで2340万円の資金を集めることに成功しました!
石塚氏曰く、
「単に零戦が好きだからではない。先人が作り上げ、終戦後、二十数年で世界2位の経済大国にのぼりつめた世界最先端の技術をみてほしい。彼らの努力が、現在の日本の繁栄を築いたことを多くの日本人が気がつくきっかけにしたい」
とのこと。
防衛省などの調整が終わり、ようやくここまでこぎつけたのは並大抵の努力ではありませんね。
しかしまだまだ予算不足でスポンサーを募っています。詳しくはサイト「零戦 里帰りプロジェクト」からどうぞ!
あの「零戦」が目の前で飛ぶなんて、ロマンですね!
引用元:http://www.sankei.com/west/news/160120/wst1601200101-n1.html
[amazonjs asin=”4041006236″ locale=”JP” title=”零戦 その誕生と栄光の記録 (角川文庫)”]