サバゲで使われる電動ガンで一番人気はM4カービン。
そして、アメリカの民間市場で最も人気のライフルはAR15。
M4カービンの民間版、というかM4カービンが米軍向けのAR15です。
実際、アメリカ市場ではさまざまなメーカーがAR15を製造していますが、基本的に互換性のある構造で見た目もだいたい同じようなもの(一部ガスピストン方式などに変更したモデルもあり)。
となると、各メーカーの顔となるマーキングや刻印でオリジナリティを発揮することになりがち。そう、ごく一般的な鍛造タイプのレシーバーであっても、メーカーによって刻印がさまざま違うのです。
これ、民間ARが好きな人にとっては非常に大事なポイントです。
というワケで今回は、SHOTSHOWやIWAで実際に見てきたAR15の刻印やマーキングをまとめてみました。
中には写真の鮮明度がイマイチなものもありますが、とりあえずいっぱい並べたので、お好きな人はぜひご覧下さい!
Knight’s Armament SR-15E3 IWS MOD2
民間マーケットでも人気の高いナイツのSR-15。
フルアンビでセレクターレバーにセミオートストッパーのあるE3ロワーはナイツ独特のもの。QDホールもエンドプレートに移っていますね。
MOD2になってアッパー側にもホワイトのマーキングが入るようになりました。
WAR SPORTS INDUSTRIES GPR
メジャーなLVOAは撮り忘れたので、若干お安いGPRの方ですいません。
といってもモデル名以外はLVOAと同じ刻印でした。
HK HK416A5
電動ガンでも人気の高いHK416の最新バージョンがこのA5。
アッパーもロワーも従来の416とは全然違うものになっていますね。
バージョンによっては「HK416A5」とマーキングされる場合もあります。
HK MR556A1
HK416の北米向け民間バージョンのMR556A1。
基本的にHK416と同じ作りで、生産はHK USAでも行われているそうです。
HK MR223
IWAで撮影したMR223も民間向けのバージョンですが欧州用モデル?
各部の形状がA5に準じたものになっています。
HK HK417A2
フロント周りががっつり軽量化されたのがHK417A2。
バレルも12インチで取り回しのよさが印象的でした。
Advanced Armament Corp MPW
サプレッサーでおなじみ、AACのコンプリートARがMPW。このロゴマークはシンプルで人気が高いようです。
ちなみにアッパーのこっち側にもマーキングが入ります。
口径は5.56mmだけでなく、AACイチオシの300BLKがラインナップされています(というかコチラがメイン)。
BUSHMASTER XM-15
民間ARではよく見るブッシュマスターのコンプリートガン。
ガラガラヘビのマーキングは独特で目を引きますね。
BUSHMASTER XM-15
こちらも同じブッシュマスターのXM-15。
マーキングが違いますが年度によって差異があるのでしょうか?
COLT SCW CARBINE
コルトのLE向けカービンモデル・SCWの刻印です。
SCWは折りたたみ式バッファーチューブを備えており、写真のようにフルオート発射が可能なモデルになっています。
SIG SAUER SIG516
SIGのガスピストンARがSIG556。マーキングは意外とシンプルですがマグキャッチなどはしっかりアンビ化されています。
ロワーもQDスリングホールを備えたオリジナルで・・・って、よく見るとフルオートモデル!
Remington Arms R4
間もなく米軍にも納入される?というウワサのあるレミントンのR4。
レミントンディフェンスではなくレミントンアームズ製となっています。
Remington Defense HONEY BADGER
電動ガンでも人気のハニーバジャーは、AACの親会社であるレミントンディフェンスのブースに展示されていました。アッパー・ロワーともに専用品です。
トリガーピンやセレクターまわりにゴチャゴチャあるマーキングは何かのテストでしょうか?
ROCK RIVER ARMS LAR-15
特に変哲のない一般的なアッパー・ロワーですが、ダークグレイ(メタリックグレイ)が目を引くLAR-15。
ロックリバーアームズのARは全体的にサラッとシンプルな刻印です。
STAG ARMS STAG-15(Left model)
民間ARがメインのスタッグアームズはレフティモデルを多数ラインナップしています。
刻印の鹿からしてハンティングユースを意識しているのでしょうか。
RUGER AR-556
スタームルガーのガスピストンARであるAR-556。
手頃な価格で動作も確実というマニア好みのARだそうです。
Noveske RIFLE WORKS N4
高級カスタムメーカーであるNoveske製コンプリートのN4。
写真のモデルはひとつ前の世代であるGen2ロワーですね。
VLTOR XVI WARRIOR
一体型ビレットのアッパーとオリジナルデザインのロワーを装備するVLTORのタクティカルコンプリートガン。
どことなく無骨なデザインながら、手に取ってみると想像よりも軽くて撃ちやすそうな印象を持ちました。
Lewis Machine & Tool Company LM8MRP
ハンドガード一体型のMRPアッパーを備えるLMTの人気モデルがLM8。
マーキングやセレクター表示はデフォルトで色付きだそうです。
Spike Tactical ST-15
蜘蛛のマーク(?)が独特なSpikeのAR。
際立った特徴はないものの、全体的に軽いパーツで組み上げてある実用性の高いARといった印象でした。
Midwest Industries MI-15B
パーツメーカーとして知られるMIですがコンプリートガンもあります。
ビレットのアッパー・ロワーに文字だけのシンプルな刻印というのは逆に新鮮に感じます。
LWRC M6IC
ガスピストン方式の高級コンプリートガンがLWRCのM6シリーズ。そのフラッグシップモデルがこのM6ICです。
独特なアッパーだけでなく、各小物もいちいち高品質なものや専用品がセレクトされています。
CMMG MK4
ここ数年で目にするようになったCMMGのコンプリートARがMK4。ARシルエットのマーキングが独特ですね。
バレルレングスやストックなどの組み合わせで多くのバリエーションを展開しています。
Tango Down ECR-4
数年前に限定でリリースされたロワーがこのECR-4。
TangoDownは基本的にアクセサリーメーカーなので、コンプリートガンはあまり手がけていないようです。
OLYMPIC ARMS U.M.A.R
マッチ用のターゲットモデルであるU.M.A.Rは、5,000USドルほどする同社の高級カスタムARだそうです。
とはいえ、刻印はちょっと大味に見えますが・・・。
TROY M7 CARBINE
2014年あたりから刻印が変わったTROYの現行モデル。
一般的な鍛造タイプのロワーながら、ひと目でTROYのM7とわかるマーキングです。
Yankee Hill Machine MODEL-57(Specter XL)
独特すぎるレシーバーのYHM製MODEL-57。
タクティカルというよりマッチユース向きのモデルになります。
SCHMEISSER AR15
あのシュマイザーのAR! もちろんドイツ製です。
レシーバー自体は一般的なものですが、その刻印だけでマニアにはタマらないものがあるのではないでしょうか。
ASTRA ARMS StG4
スペインのアストラ社が手がけたARですが、生産はスイスで行われています。
上下ともビレットタイプのレシーバーですね。
StG4というネーミングも何やら意味深な感じがします。
NORINCO NRCQ.223
IWAでは中国のノリンコ製ARも撮影できました。
キャリングハンドル付きのアッパー、しかもA1タイプとくればナカナカ面白いのでは?
刻印はレーザーによる白文字タイプでした。
えー、ここからは「撮影はしたけど全然よく見えない残念写真」です。
手ブレが怖くてデジカメの感度設定を上げていたら、予想以上の高感度で画像が荒れてしまったもので・・。すいません、次回はちゃんと撮ってきます。
FNH FN15 Tactical
2014年まではプラハンドガードのおとなしいモデルのみだったFN15ですが、2015年にいきなりタクティカルモデルを発表。
MIやMAGPULなど実績のあるパーツをセレクトして軽く仕上げてあります。
DANIEL DEFENSE DDM4V5
タクティカルなコンプリートARとしては手頃な価格で人気のDDM4。
ここ数年でモデル名や使用弾薬のレーザー刻印がアッパーに入るようになりました。
CHRISTENSEN ARMS CA-15 RECON
総削り出しの超高級ARがクリステンセンアームズのCA-15。
仕上げも上等で、くっきり彫り込まれたトレードマークがよく目立ちます。
JP ENTERPRISES Tactical Carbine
JPライフルのタクティカルモデル。
マッチモデルとは違い、一般的な鍛造タイプのアッパー・ロワーで組まれています。
Lewis Machine & Tool Company LMT18(LE model)
こちらはLMTのシンプルなプラハンドガードモデル・・・ではなくフルオートシアピンのあるLE・ミリタリーモデルでした。
メーカーやモデル刻印はレーザーによる白文字、セレクター表記は色ナシというのがおもしろいですね。
SIG SAUER SIGM400
SIGのリュングマン方式のARクローンがM400。
とはいえ、先に紹介したSIG556と同じQDホール付きのロワーを使用しています。
LANCER SYSTEMs L15 Tactical
交換式マグウェルが特徴的なランサーのL15。マッチガンで知られた同社ですが、最近ではタクティカル向けのARもラインナップしています。
マーキングは全体的にみっちりと詰められた密集感があるもの。
AMERICAN DEFENSE Universal Improved Carbine
マウントパーツで知られるアメリカンディフェンスが展示していたAR。
上下ともビレットタイプのレシーバーで、特にロワーは他にはないデザインでしたが、参考品なのか製品なのかは未確認です、すいません。
以上、AR系のレシーバーだけ山盛りでお送りしました。
最近では独特な形状のビレットレシーバーも増えていますが、やはり基本となるのは一般的なタイプのもの。
電動ガンのカスタマイズで刻印彫り直しなどをお願いすることがあれば、ぜひ参考にして下さい!
[amazonjs asin=”B017KSKKB8″ locale=”JP” title=”Gun Professionals(ガンプロフェッショナルズ) 2016年 01 月号 雑誌”]